子どもにおすすめのスマホを紹介!いつから持たせる?

「そろそろ子どもにスマホを持たせようか」と悩む方もいるでしょう。月額料金や学業への影響が気になるところです。この記事では、スマホを持たせる際のメリット・デメリット、そして安全に使わせるための対策を解説します。スマホデビューにおすすめの機種3選も紹介するので、保護者の方は参考にしてみてください。
目次
子どもにスマホを持たせたいけど本当に大丈夫?

子どもにスマホを持たせるべきか悩む保護者もいるでしょう。現在は、小学生からスマホを持つ子どもが増えており、連絡手段として必要と感じる家庭も多いです。
しかし、「費用がかさむのではないか」「学業の妨げになるのではないか」など、心配は尽きません。
子どもにスマホを持たせる不安を軽減するためには、スマホの持たせ方を工夫することが重要です。メリット・デメリットを理解しつつ、持たせる機種も適切に選ぶことで、スマホを安心して持たせられます。
子どもにスマホはいつから持たせるべき?
令和5年度の「青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、小学生から高校生までのインターネット利用率は非常に高く、全体の98.7%がインターネットを利用しています。スマートフォン普及率は小学生の42.9%、中学生の78.7%、高校生では97.4%です。
さらに、学校で配布されたPCやタブレットの利用率も69.7%に達しています。背景として、国が推進する教育支援策により、学習の場でICT(情報通信技術)を積極的に取り入れる流れがあります。
上記の通り、約半分の家庭が小学生からスマホを持たせているほか、教育現場での端末利用も普及しているため、小中学生の子どもにはスマホを持たせるのを検討してみてもよいでしょう。
ただし、子どもにスマホを持たせる場合、使用ルールやフィルタリングなどの設定が重要事実です。適切な管理を行いながら、安全な環境での利用を目指しましょう。
子どもにスマホを持たせるメリット・デメリット

子どもにスマホを持たせることに不安を感じていませんか?スマホを持たせることで得られるメリットと、注意すべきデメリットについてくわしく紹介します。
子どもにスマホを持たせるメリット
スマホの機能の1つであるインターネットは、便利に使えば頼もしい味方になってくれます。子どもにスマホを持たせるメリットには、以下の通りです。
- 子どもの居場所が分かる
- 連絡を取りやすい
- 学習ツールとして使える
- インターネットやITの世界に慣れ親しめる
- 周りの子どもたちに合わせやすい
スマホを持つことで、子どもの位置情報を把握でき、災害時や事故など万が一の事態にも素早くに対応できます。また、LINEやメッセージアプリを通じて電話以外でも連絡を取りやすいため、部活動や塾で夜遅くなる場合も安心です。
さらに、スマホやタブレットは学習においても役立つでしょう。「令和5年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、「インターネットを使って勉強する」と回答した青少年の割合は72.9%です。これは、令和2年度の51.5%から大幅に増加しています。
また、幼い頃からスマホに触れることでインターネットやIT技術に自然と親しむことができ、将来のデジタル社会への適応力が養われることも期待できます。
子どもにスマホを持たせるデメリット
一方で、子どもにスマホを持たせるデメリットは、以下の通りです。
- 工夫をしないと月額料金が高くなりやすい
- 長時間利用してしまう恐れがある
- 有害サイトを閲覧してしまう可能性がある
スマホはキッズケータイに比べ、月額料金が高くなりがちです。そのため、家計への負担を少しでも軽減するために、格安SIMの利用がおすすめです。格安SIMは大手キャリアよりも安価なプランを提供しており、スマートフォンを経済的に使用できます。
子どもにスマホを持たせるなら、まずは格安SIMがおすすめ!その理由は?
また、スマホは動画やゲーム、SNSなど魅力的なコンテンツが豊富なため、長時間利用してしまう可能性があります。子どもがスマホに依存しないよう、「1日○時間まで」などのルールを事前に設定しておくとよいでしょう。
さらに、インターネットには青少年にとって不適切なサイトも存在するため、フィルタリング機能を活用し、有害なコンテンツへのアクセスを防いでおくと安心です。
スマートフォンを子どもに持たせるメリット、デメリットは? 実際に親に聞いてみた
知っておきたい!スマホで起こり得る6つのトラブル

スマホがトラブルの原因になるケースもあります。ただし、子どものスマホ所有率の増加を見ての通り、友人や家族の連絡・コミュニケーションツールとして、スマホは「なくてはならない」存在になりつつあります。
実際に起きた「スマホをめぐるトラブル」の事例を紹介するので、トラブルを防ぐために見ていきましょう。
1.ワンクリック詐欺
スマホ利用では、詐欺やトラブルへの注意が欠かせません。とくに注意すべきなのがワンクリック詐欺です。
アダルトサイトなどの年齢制限があるページにアクセスしたところ、「○万円を振り込むように」といったメッセージが表示され、トラブルに巻き込まれるなどのケースがあります。
このような状況では、家族や学校に相談できないこともあり、子どもが犯罪に巻き込まれてしまうことも。こうしたトラブルを防ぐため、フィルタリングの設定や家庭でのルール作りが重要です。
2.個人情報の流出
スマホを利用する上で、個人情報の流出リスクも重大な問題です。SNSへの投稿やアプリ内のメッセージで、意図せずプライバシーが漏れてしまうことがあります。
たとえば、写真を送った相手から「住所をさらす」と脅されるケースや、SNSの投稿内容から学校や住所が特定され、ストーカー被害に発展する危険性もあります。
まずは、どのような情報が個人情報にあたるのかを理解し、気軽に情報を共有・発信しないよう子どもに徹底させましょう。
3.SNSに起因するトラブル・犯罪
子どもにスマホを持たせた場合、SNS上でのトラブルやそれに起因する犯罪に巻き込まれるリスクがあります。
警察庁の調査によると、SNSをきっかけに犯罪に巻き込まれた18歳未満の子どもは2022年で1732人に上り、2017年よりおおむね横ばい状態です。
SNSは保護者の目の届きにくい場所です。トラブルや犯罪のリスクをしっかりと伝える必要があります。
4.いじめ
SNSの普及により、オンラインでのいじめが深刻化しています。
最近では、SNSへの書き込みを通したいじめが原因とされる、中学生男子の自殺が報告されています。教育委員会の調査の結果、SNSへの書き込みがいじめにあたると認定され、自殺との関連が認められました。
こういったいじめ問題に対処するためには、保護者や学校が子どもの状況を把握し、相談しやすい環境を整えることが大切です。
5.ゲームの課金トラブル
オンラインゲームでの無断課金トラブルも増加しています。独立行政法人国民センター「子どものオンラインゲーム 無断課金につながるあぶない場面に注意!!」によると、2022年度には4,024件の相談があり、1件あたりの平均課金額は約33万円に達しました。
こうしたトラブルは、保護者のスマホに登録されたクレジットカード情報を、子どもが無断で使用してしまうことが原因の1つです。
トラブルを防ぐためには、子ども専用のアカウントを作り、ペアレンタルコントロールを活用することが推奨されています。また、パスワードや生体認証で課金の承認が必要な設定にすることで、無断課金を防げるでしょう。
6.コンピュータ・ウイルスの感染
スマホもパソコンと同様にウイルス感染のリスクがあり、とくに不正アプリのインストールが感染源となるケースが増えています。
「情報セキュリティ10大脅威 2024」によると、偽の警告画面を使ってユーザーをだまし、金銭の振り込みや有害なソフトのインストールを誘導する被害が多発していると指摘されています。
ウイルスの感染を防ぐために、Google PlayやApp Storeといった信頼できる公式サイトからのみアプリをダウンロードすることを子どもに伝えるべきでしょう。
つけておきたい!スマホのトラブルを防ぐお役立ちアプリ
では、これらのトラブルを「仕組み」で防ぐ方法はないのでしょうか?トラブルを防ぐお役立ちアプリを紹介します。
- 『スマホ依存対策タイマー Detox』(Androidのみ)
- 『UBhind – Mobile Life Pattern』(iOSのみ)
- 『Mobile Fence』
- 『スマモリ』
トラブルに巻き込まれないよう注意するだけでは対応しきれないケースもあるため、専用アプリを活用するのもおすすめです。無料アプリとしては、『スマホ依存対策タイマー Detox(Android)』や『UBhind – Mobile Life Pattern(iOS)』があります。これらで利用時間を制限できるアプリです。
また、有料アプリでは、『Mobile Fence』や『スマモリ』などがあります。これらのアプリは、特定のアプリをブロックしたり、有害なWebサイトへのアクセスを遮断したりできます。さらに、位置情報の追跡や使用時間の記録機能も備えているため、子どもに安心して使用させられます。
安心して持たせるために!子どもがスマホを使う際のルール

子どもにスマホを持たせることに不安を感じる保護者は多いでしょう。その場合、事前にルールを決めておくことで、安心してスマホを持たせることができます。
以下のようなルールを設け、安全なスマホ利用に役立ててみてください。
- 食事中は触らない
- ゲーム等で課金する場合は必ず相談する、もしくは課金はしない
- “ながらスマホ”はしない
- 自分の部屋に持ち込まない
- 外出先で音信不通にならないよう、必ず充電しておく
- 利用する時間を決めておく
- SNSで人の悪口は書かない
- アプリのインストールは相談する
文部科学省の「青少年を取り巻く有害環境対策の推進」や、総務省の「上手にネットと付き合おう!安心・安全なインターネット利用ガイド」などの資料も参考にしながら、スマホ利用に関する注意点を確認しておきましょう。文部科学省の「青少年を取り巻く有害環境対策の推進」や、総務省の「上手にネットと付き合おう!安心・安全なインターネット利用ガイド」などの資料も参考にしながら、スマホ利用に関する注意点を確認しておきましょう。
スマホの利用にはデメリットもあるため、子どもに持たせる前は不安を感じるかもしれませんが、適切に使えば非常に便利なツールです。家庭でルールを設け、子どもと話し合いながら利用しましょう。
子どもにスマホを持たせるなら、まずは格安SIMがおすすめ!
子どもに初めてスマホを持たせるなら、大手携帯電話会社と比べてスマホ料金が大幅に抑えられる格安スマホがおすすめです。ここでは、「そもそも格安SIMとは?」「なぜ子どもに格安SIMがおすすめ?」などさまざまな疑問に答えていきます。
そもそも格安SIMとは?
格安SIMとは、お手頃な料金で通話やデータ通信が利用できる(※)SIMカード、もしくはそのサービス全般を指します。
※SIMカードとは、スマホに挿入する小さなICチップです。SIMカードには電話番号や加入者情報が記録されています。最近では、スマホ本体に内蔵されているタイプのeSIMも普及しています。
格安SIMを利用すれば、同じスマホでも大手携帯会社に比べてお得に通話やデータ通信を利用できるため、初めてスマホを持つ子どもにも最適です。
子どものスマホに格安SIMがおすすめの理由は?
- 月額基本料金がリーズナブル
- キッズケータイでは利用できないアプリが利用できる
- 料金プランがシンプル
格安SIMであれば、月額基本料金がリーズナブルになります。子どもが複数いる家庭では、そのメリットをとくに実感できるでしょう。家族全体で格安SIMを利用するとさらに通信費が抑えやすいです。
また、大手携帯電話会社の利用料金と比べて料金プランがシンプルな傾向があります。そのため、オプションなど複雑な料金プランが不要な子どもにおすすめできます。
さらに、格安SIMの場合、キッズケータイでは使用できないLINEなどの連絡アプリの使用できるため、連絡手段に困ることも少ないでしょう。
子どもに持たせるなら格安SIM『NUROモバイル』が最適!
【子どもにおすすめ!NUROモバイルの魅力】
- リーズナブルな月額基本料金!
- フィルタリングや利用制限など安心の見守り機能が充実!
- 2021年『オリコン顧客満足度®調査』格安SIMランキングの総合1位!
子どもにスマホを持たせるなら、NUROモバイルがおすすめです。
NUROモバイルは、ソニーグループが運営する格安SIMで、リーズナブルな月額料金が魅力です。2021年の『オリコン顧客満足度®調査』では、格安SIM部門で総合1位を獲得し、多くのユーザーから高い評価を受けています。
NUROモバイルの「i-フィルター for マルチデバイス」(月額337円~)では、有害サイトのフィルタリングだけでなく、アプリの利用制限や通話履歴の閲覧も可能。また、低容量プランの「バリュープラス」は、無駄なく通信費を抑えたい家庭に最適です。
NUROモバイルの「バリュープラス」は手軽・おトクに使える!
【NUROモバイルの「バリュープラス」の魅力】
- データ容量が4つから選べるため、無駄な費用がかかりづらい!
- 月額1,000円以下で通話もネット使用もできる!
- 余ったデータは翌月に繰り越せる!
NUROモバイルの「バリュープラス」は、リーズナブルにスマホを利用したい家庭にぴったりなプランです。
3GB、5GB、10GB、15GBの4つのデータ容量を選べ、データ通信のみ(データ通信専用SIM)なら月額672円~、電話番号で通話もする(音声通話付きSIM)なら月額792円~と、月額1,000円以下でスマートフォンが利用できます。
余ったデータ容量を翌月に繰り越せるため、無駄がなく使い勝手がよいのが特徴です。おトクな料金プランの「バリュープラス」で、子どもにスマホデビューさせてみてはいかがでしょうか。
子どもに持たせるおすすめ機種3選
子どもに待たせるスマホは具体的にどのような機種が良いでしょうか。ここでは子供に適したおすすめの3機種を紹介します。
AQUOS wish4

AQUOS wish4は、SHARPが開発した、子ども向けに配慮された機能を多く備えたスマホです。
シンプルなホーム画面を採用した「ジュニアモード」を搭載し、文字が見やすく直感的に操作できるため、スマホ初心者でも使いやすいでしょう。緊急時には「SOS機能」で瞬時に保護者に知らせることができるため、安心して持たせられます。
さらに、Google ファミリーリンクと連携することで、位置情報の追跡や利用時間の制限が可能です。頑丈な本体設計で、落としても破損しにくく、子どもが使う際の耐久性も考慮されています。
AQUOS wish4の基本スペックや特徴などはこちらをチェック
arrows we2 m07

arrows we2 m07は、旧富士通グループのFCNTが開発した、子どもに最適なスマホです。
アプリや使用時間を管理できる「ジュニアモード」を搭載し、総使用時間や特定の時間帯での制限も設定可能です。また、緊急時に役立つブザー機能も備えているため、1人で外出させるときも安心でしょう。
さらに、水漏れや衝撃にも強いため、アクティブな子どもにぴったりです。全国子ども会連合会の推奨商品にも選ばれており、安全性と信頼性が高く評価されています。
arrows we2 m07の基本スペックや特徴などはこちらをチェック
OPPO Reno11 A
OPPO Reno11 Aは、子どもが安心して使える便利な機能を多く備えたスマホです。
使用時間やアプリの利用、ネットワーク接続を制限できる「キッズモード」を搭載しており、スマホの使いすぎを防げます。さらに、文字やアイコンを大きく表示する「シンプルモード」により、使いやすさも良好。
防水・防塵機能が備わっているため、外出先や雨の日でも安心して使用可できます。また、急速充電に対応しており、対応の充電器を利用すれば約20分でバッテリーを50%まで回復できます。子どもが充電を忘れたときも慌てず対応できるでしょう。
OPPO Reno11 Aの基本スペックや特徴などはこちらをチェック
格安SIMとおすすめ機種で子どもにピッタリのスマホを選ぼう
子どもにスマホを持たせる前は、心配も大きいでしょう。保護者の不安を解消するためには、事前にスマホの使用ルールを作るのが大切です。また、利用料金を抑えつつ、子どもの安全を守るために、格安SIMを利用するのもおすすめです。
格安SIMの利用により、シンプルな料金プランを選択できるほか、キッズケータイにはないメリットも得られます。格安SIMは子どものスマホデビューにぴったりといえるでしょう。
NUROモバイルは、格安で使える携帯電話会社の中でも、月額330円から利用可能な「使い方に合わせて選べる料金プラン」やデータ繰越やパケットギフトなどで「ムダなくデータ容量をやりくりできるサービス」が特徴です。
そのほか契約プランによっては、下記サービスが利用できます。
- 対象SNSサービスを利用時にデータ通信量を消費しない「バリューデータフリー」
- LINE・X(旧:Twitter)・Instagram・TikTokの対象サービスを利用時にデータ通信量を消費しない「NEOデータフリー」
- 契約プランに応じて3か月ごとにデータ容量を追加で受け取れる「Gigaプラス」
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