格安SIMでiPhoneを利用する方法は?端末一覧や乗り換えの手順を紹介

iPhoneは格安SIMでおトクに利用できます。大手3キャリアに比べて格安SIMは月額基本料金が安いので、iPhoneの端末料金が高い場合でも月額基本料金は抑えられます。

ただし格安SIMで利用できるiPhoneの端末は、格安SIMの事業者によって異なります。この記事では格安SIMで利用できるiPhoneの端末やおトクに利用できる方法、注意点などを解説しているので、ぜひ参考にしてください。

格安SIMで使えるiPhone一覧

Appleで購入できるSIMフリー版iPhoneなら、格安SIMで使えます。

Appleで購入できるSIMフリー版のiPhoneは、以下の通りです。

  • iPhone 13
  • iPhone 13 Pro
  • iPhone 13 Pro Max
  • iPhone 13 mini
  • iPhone 12
  • iPhone 12 Pro Max
  • iPhone 12 Pro
  • iPhone 12 mini
  • iPhone 11
  • iPhone 11 Pro
  • iPhone 11 Pro Max
  • iPhone SE(第2世代)

iPhone 6より前に販売された端末は、格安SIMに対応していない場合が多いです。また中古でiPhoneの端末を安く購入できても、格安SIMが利用できない場合もあるので、格安SIMで通信可能なiPhoneの端末は事前に確認しておきましょう。

NUROモバイルで動作確認済みのiPhone端末は?

NUROモバイルで動作確認済みのiPhone端末は、Appleで購入できるSIMフリー版iPhoneに加えて、以下の端末も利用可能です。

  • iPhone XS Max
  • iPhone XS
  • iPhone XR
  • iPhone X
  • iPhone 8
  • iPhone 8 Plus
  • iPhone 7 Plus
  • iPhone 7
  • iPhone SE
  • iPhone 6S Plus
  • iPhone 6S
  • iPhone 6 Plus
  • iPhone 6
  • iPhone 5s
  • iPhone 5c
  • iPhone 5
  • iPhone SE(第1世代)

詳細はNUROモバイルの動作確認済端末ページで確認できます。

新たにSIMフリー版のiPhoneを購入しても良いですし、NUROモバイルは3キャリア対応なので現在お使いのiPhoneをそのまま利用することも可能です。

格安SIMでiPhoneを利用するメリット

格安SIMでiPhoneを利用するメリットは以下の3つです。

  • 2年縛りの制限がない
  • 月額基本料金が安い
  • 使わなくなったiPhoneを再利用できる

格安SIMは料金の安さや、自由な契約のプランが人気です。以下に詳しく紹介していきます。

2年縛りの制限がない

格安SIMは大手キャリアと違って、利用年数の制限がありません。好きな格安SIMの事業者を選んで、快適な通信環境でインターネット通信を利用できます。

現在では大手キャリアも2年縛りを廃止していますが、すべてのプランで解約金がかからないわけではなく、契約内容によっては解約金を請求されることがあります。

その点、格安SIMは2年縛りの制限がないので、利用している時の精神的な負担も少ないです。ちなみに大手キャリアから格安SIMに乗り換えても、体感できるほど通信速度が遅くなることは少ないので、乗り換えのメリットは大きいです。

月額基本料金が安い

格安SIMは月々の基本料金が安いです。大手キャリアから乗り換えると、3,000円~5,000円おトクに利用できる人もいます。

格安SIMは大手キャリアから設備を借りてサービスを提供するため、総額のコストを抑えて運営しています。そのため、月額利用料金を抑えてユーザーに提供できるわけです。

使わなくなったiPhoneを再利用できる

格安SIMは、スマートフォンにSIMカードを差し込んで設定するだけで利用できるので、使わなくなったiPhone端末でもすぐにインターネット通信が利用できます。

例えば、iPhoneを通信用の端末と通話用の端末に分けて2台で使うことや、子ども用の端末としてあげること等、様々な用途で再利用可能です。

iPhoneの新機種に乗り換えて昔のiPhoneを使わなくなった人も、格安SIMを利用することで、昔のiPhoneを有効活用できます。

格安SIMでiPhoneを利用するデメリット

格安SIMでiPhoneを利用するデメリットは以下の2つです。

  • 大手キャリアのメールが使えない
  • 場所や時間によって通信速度が不安定になる

大手キャリアを利用していた人は、格安SIMを使い慣れるまで時間がかかる場合があります。以下に詳しく解説していきます。

大手キャリアのメールが使えない

大手キャリアから格安SIMに乗り換えると、キャリアメールが使えなくなってしまうので、キャリアメールでのやり取りが多い場合はデメリットに感じやすいです。
例えば、格安SIMに乗り換える前に今後メインで使うメールアドレスを用意し、アドレス変更をする必要があります。

キャリアメールをメインで使っていない場合は、デメリットにはならないでしょう。

場所や時間によって通信速度が不安定になる

格安SIMは大手キャリアの設備を借りてサービスを提供しているので、混雑した環境で利用すると通信速度が不安定になりやすいです。
例えば、お昼休憩の時間やラッシュ時間帯の電車内等は、通信速度に影響します。そのため、データ通信量が増える高画質動画の視聴等は、混雑する時間を避けて利用することをオススメします。

NUROモバイルは格安SIMの「バリュープラス」だけでなく、高品質SIMの「NEOプラン」もあるので、通信速度が気になる方はNEOプランにお申し込みするのもよいでしょう。

iPhoneを格安SIMで使う3つの方法

ここからは、iPhoneを格安SIMで使うための3つの方法を紹介します。

1.現在使っているiPhoneに、格安SIMを挿入して使う

格安SIMの回線と現在のキャリアの回線が同じであれば、iPhoneをSIMロック解除しなくてもそのまま使えます。

格安SIMにMNPで乗り換えする手順については、「格安SIMに乗り換えるタイミングは?覚えておきたいMNPの手順」の記事を参照ください。

2.SIMフリーのiPhoneを購入して格安SIMを挿入する

Appleの公式サイト等では、SIMフリー版のiPhoneが販売されています。

Appleの公式サイト等でSIMフリー版のiPhone本体を購入し、同時に格安SIMの公式サイトでSIMカードのみを契約します。そして、購入したiPhoneに、契約したSIMカードを挿入することで利用可能です。

3.iPhoneと格安SIMをセット購入する

格安SIMでは、SIMフリー版のiPhoneを取り扱っているところもあります。

取り扱っているiPhoneの種類は少ないですが、MNPで乗り換える時または新規契約をする時にiPhoneと格安SIMをセットで購入することができます。

iPhoneをおトクに購入するコツ

iPhoneをおトクに購入するコツは以下の2つです。

  • AppleストアでiPhoneを購入する
  • 中古のiPhoneを購入する

iPhoneは新品や中古でもおトクに購入するコツがあるので、以下に詳しく解説していきます。

AppleストアでiPhoneを購入する

iPhoneは大手キャリアのショップや家電量販店より、Appleストアで購入する方がおトクです。Apple Trade Inという下取りサービスもあり、使わなくなったApple製の商品を下取りに出すことでiPhoneの購入単価から割引を受けることもできます。

何よりAppleストアで販売されているのはSIMフリーのiPhoneなので、SIMロックを解除せずに、すぐに格安SIMの通信を利用できます。

中古のiPhoneを購入する

中古のiPhoneでも十分に利用できる端末は販売されています。

特に、Apple社が新製品を発表する9月と、学割が実施される時期の3月は、iPhoneの端末が値下げされやすいです。最新機種にこだわらない人は中古でおトクにiPhoneの端末を購入できます。

大手3キャリアから格安SIMに乗り換える手順

大手3キャリアから格安SIMへの乗り換えは、以下の手順で行います。

  1. (電話番号を維持する場合)MNP予約番号を取得する
  2. (現在のキャリアと格安SIMの回線が異なる場合)SIMロック解除する
  3. 契約した格安SIMのSIMカードを入れる
  4. APN設定を行う

簡単に格安SIMに乗り換えられるので、以下の順番をみていきましょう。

1.(電話番号を維持する場合)MNP予約番号を取得する

MNP予約番号とは「携帯電話番号ポータビリティ」のことで、乗り換える時に電話番号を維持する場合に必要になる番号を指します。

MNPの手続きはショップやWebサイトでも行えますが、電話での対応が手軽なのでオススメです。各社のMNP窓口に電話をかけると、音声ガイダンスに従ってMNP番号を発行します。2021年10月時点で大手3キャリアの電話番号は、以下の通りです。

ブランド名MNP窓口
ドコモ ①携帯電話「151」
②一般電話「0120-800-000」
(受付時間:9:00〜20:00)
au ①携帯電話「151」
②一般電話「0120-800-000」
(受付時間:9:00〜20:00)
ソフトバンク ①携帯電話「151」
②一般電話「0120-800-000」
(受付時間:9:00〜20:00)

2.(現在のキャリアと格安SIMの回線が異なる場合)SIMロック解除する

次はSIMロック解除です。現在利用しているキャリアと今後利用する予定の格安SIMで回線が異なる場合はSIMロック解除が必要です。解除することで、大手キャリアの利用制限がなくなります。

SIMロックを解除するには以下の条件が必要なため、確認しておきましょう。
ただし、以下の条件が適応されない端末もあるので、詳しくは各キャリアにてご確認ください。

ブランド名SIMロックを解除する条件
ドコモ・ 2015年の5月より後に発売された端末、および購入日から101日経過
・ 端末代金の残りの支払いがない(購入日から101日経過)
・ 端末の分割払い含む、月々の利用料金の支払いをクレジットカードに設定している(購入日から100以内)
au・ 2015年の5月23日より後に発売された端末(購入日から101日経過)
・ 端末代金の残りの支払いがない(購入日から101日経過
・ 端末の分割払い含む、月々の利用料金の支払いをクレジットカードに設定している(購入日から100以内)
ソフトバンク・ 2015年の5月より後に発売された端末、および購入日から101日経過
・ 端末代金の残りの支払いがない(購入日から101日経過)
・ 端末の分割払い含む、月々の利用料金の支払いをクレジットカードに設定している(購入日から100以内)

3.契約した格安SIMのSIMカードを入れる

格安SIMのSIMカードが届いたら、端末にSIMカードを入れるだけです。iPhoneの場合は、iPhoneを購入した時に付属している「SIMピン」を使ってカードの挿入口を空けます。SIMピンがない場合は、ゼムクリップのように細い物があれば代用可能です。

4.APN設定を行う

APN設定(Access Point Name)とは、端末とインターネット通信をつなぐための、中継地点を設定することです。Wi-Fi通信を行うので、自宅に回線を引いていない場合は、公共施設等のフリーWi-Fiに接続して設定を行います。

NUROモバイルの設定方法は、スマートフォンのSIM カード挿入・接続設定方法ページにてご確認いただけます。

まずはAPN構成プロファイルをダウンロードします。「キャリア名 構成プロファイル」で検索すれば、格安SIMの事業者が提供しているプロファイルをダウンロードできます。

APN構成プロファイルをダウンロードした後は、端末にインストールする以下の工程です。

  1. 端末の「設定」を開く
  2. プロファイルのインストール画面を開く
  3. 右上の「インストール」をタップ

インストールが終わったらAPN設定の完了です。Wi-Fiの接続を切断し、インターネットにつながるかどうかの確認を行いましょう。

格安SIMでiPhoneを使う際に注意すること

格安SIMでiPhoneを使う際は、以下の6点に注意が必要です。

  • iPhoneの機種によっては使えない場合も
  • nanoSIMカードを選ぶ
  • iOSのアップデートのタイミングに注意する
  • 中古のiPhoneを使うときはバッテリーを確認
  • アクティベーションロックが未解除の端末を購入しない
  • ソフトバンクの端末のSIMロック解除の期間

それぞれ詳しく解説していきます。

iPhoneの機種によっては使えない場合も

大手キャリアで購入したiPhoneは、SIMロックがかかっている場合があります。

例えばドコモで購入したiPhoneにSIMロックがかかっていると、ドコモ回線を提供する格安SIM会社でしか使えません。

nanoSIMカードを選ぶ

SIMカードの大きさには、サイズの大きいものから順に「標準SIM・microSIM・nanoSIM」という3つの種類があります。

現在のiPhoneのほとんどの機種は、1番小さいnanoSIMを採用しています。

SIMカードを選択する時は、間違えないようSIMのサイズを選択してください。

iOSのアップデートのタイミングに注意する

iOSをアップデートする際に、OSのバージョンと格安SIMの相性の悪さから一部の機能が使えなくなる場合があります。例えば、ネットワークに接続できなくなったり、操作の不備が起こったりする可能性が高いです。

そのため、iOSのアップデートの通知があった場合は、最低でも2~3週間の間をあけてからアップデートを行うことが重要です。

中古のiPhoneを使うときはバッテリーを確認

中古のiPhoneはバッテリーの消費が早い場合があります。特に使用年数の長い端末は、バッテリーを消費しやすいです。

バッテリーの修理は配送と持ち込みの2つの方法があります。配送の場合はAppleサポートに連絡して、端末をAppleリペアセンターに送ります。持ち込みで修理する際は、AppleストアもしくはApple正規サービスプロバイダに端末を持ち込んで修理をしてもらいましょう。

アクティベーションロックが未解除の端末を購入しない

アクティベーションロックは、iPhoneの盗難防止用のロックのことです。このロックがかかったままの状態だと、iPhoneを利用できません。

中古のiPhoneは、アクティベーションロックについて確認できるところで購入しましょう。特に、ネット通販やメルカリ等、素人や顔の見えない相手から購入する際は注意が必要です。

ソフトバンクのSIMロック解除の手続きの期間

ソフトバンクでは、2015年5月以降に発売された機種のみSIMロック解除を受け付けています。

また、解約済みのiPhoneのSIMロック解除手続き可能期間は、解約後90日以内となっています。

実質、ソフトバンクで購入した2015年5月より前のiPhoneはSIMロック解除ができないということになりますので、ソフトバンク回線の取り扱いがある格安SIMでないと利用できないということになります。

iPhoneで格安SIMを使うときのポイント

iPhoneで格安SIMを使うときのポイントは以下の3つです。

  • 月額基本料金の安さ
  • 回線
  • 5G対応

それぞれ順番に解説していきます。

月額基本料金の安さ

格安SIMは月額基本料金の安さが重要です。スマホ料金は毎月請求されるため、なるべくリーズナブルなプランで契約するとよいでしょう。

使わなかったデータ容量を翌月へ繰り越せる、NUROモバイル等の格安SIM事業者は、データ容量がムダにならないので、オススメです。

回線

ドコモ・au・ソフトバンクのどの回線を提供しているかもポイントです。

これまで説明してきた通りSIMロックされたiPhone(例えば、ドコモで契約中)を利用していて今後も使い続ける場合は、同じ回線を提供している格安SIM(例えば、NUROモバイルのドコモ回線)を選択しなければなりません。

また、大手3キャリアから格安SIMに乗り換える際は、回線を変えることに不安になる人もいます。今まで利用していたキャリア回線を選べると、格安SIMをはじめて利用する際でも安心できるでしょう。

5G対応

格安SIMは場所や時間によって、通信速度が不安定になることがあるので、5G通信に対応している格安SIMの事業者を選ぶこともポイントの一つです。ただ、格安SIMの事業者によっては、5G通信に対応していない場合があります。

5Gは従来の通信に比べて最大20倍以上の通信速度を実現できるので、快適なインターネット接続を利用したい人は、5G通信に対応している格安SIM業者を選びましょう。

格安SIMでiPhoneを使うなら、おトクなNUROモバイルがオススメ!

大手キャリアから格安SIMに乗り換えることで、通信費の大幅なコストダウンが可能となりました。特にNUROモバイルは、リーズナブルな料金でデータ容量の繰越やギフト、5G通信に対応している等、コストパフォーマンスの高さが魅力の格安SIMです。

また、申し込み時に大手3キャリアの回線から選べるので、SIMロックされた端末をそのまま利用することもできますし、乗り換えに不安な人でも安心して利用できます。

もちろん、NUROモバイルでiPhoneを使用することも可能ですよ。
NUROモバイルの公式サイトでは「格安SIMでiPhoneをおトクに使うには?設定方法も紹介」という記事で、iPhoneを利用する具体的な方法を詳しく解説しているので、併せてご参考ください。

複雑な条件なしでひとりでもおトクに利用できるので、iPhoneで格安SIMを利用したい人は、NUROモバイルの申し込みを検討してみてくださいね。

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※ 記事上に掲載している商品名、サービス名、会社名等は、各社の商標、登録商標もしくは商号です。

作成日2019年2月22日 更新日2021年11月10日

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