格安スマホへ乗り換え時に失敗しないLINE(ライン)引き継ぎ方法
月々の通信料を抑えられる「格安スマホ」。「毎月のスマホ代が高い!」と感じている方の格安スマホに乗り換えるケースが増えています。
そこで気になるのが、今のスマホで使っているアプリが、新しいスマホでもそのまま使えるかどうか。
特に友達や仲間、家族との連絡ツールとして多くの人が利用している「LINE(ライン)」は、友だちリストやトーク履歴などの情報を引き継いで使いたいものです。
この記事では、MNP(ナンバーポータビリティ)で格安スマホに乗り換えるケース(機種変更)を基本に、LINEの引き継ぎ作業手順や注意点などを紹介します。
新しいスマホでLINEを今まで通り使いたい人は、ぜひ参考にしてください。
目次
現在使っているスマホでやっておくこと
LINEは不正利用を防ぐために、1つのアカウントを複数のスマホで使えないようになっています。そのため、現在使っているスマホから新しいスマホへ引き継ぎを行う必要があります。
まず、現在利用中のスマホで行っておくべき設定や作業は、以下の通りです。
- LINE(ライン)に登録しているメールアドレスの確認
- LINE(ライン)のパスワードを控えておく
- トーク履歴のバックアップを取る
- 「アカウント引き継ぎ設定」をONにする
新しいスマホに乗り換えた時、LINEの引き継ぎ作業をスムーズに行うために必要です。
1. LINE(ライン)に登録しているメールアドレスの確認
登録しているメールアドレスは、『LINE』アプリを開き、「友だち」タブから、「歯車(設定)」→アカウント→メールアドレスの手順で確認できます。
もし現在契約中の通信事業者のメールアドレス(…@docomo.ne.jp、…@ezweb.ne.jp、…@softbank.ne.jpなど)を登録している場合は、乗り換え前にGmailやYahooメールなどに変更してください。
また、現在は使用できなくなったメールアドレスを登録している場合は、使用可能なものに変更してください。メールアドレスが未登録だった場合、この段階で登録すると後々スムーズです!
2. LINE(ライン)のパスワードを控えておく
登録している現在のパスワードは、セキュリティの観点上、画面には表示されません。
もし、パスワードを忘れた場合や合っているか自信がない場合は(1)で表示した「アカウント」画面から「パスワード」へ進み、新しいパスワードを設定すればOKです。
「データ通信専用SIM」に乗り換える場合、Facebookアカウントが必要
現在のスマホでは携帯電話番号を使った通話が可能だけど、乗り換え先の格安スマホでは通話とSMSができない「データ通信専用SIM」に契約する場合、LINEの情報を引き継ぐ際にSMS受け取りができないため、事前に以下の手順をとっておきましょう。機種変更ではなく、現在のスマホそのままでデータ通信専用SIMに差し替えて使い続ける場合もこの手順が必要です。
なお、通信のみのデータ通信専用SIMでも、通話料金がかからないLINEの無料電話は利用できます。LINEユーザー間でのみ通話可能で、データ通信量は消費されます。
ただし、携帯電話や固定電話に電話をかける「LINE OUT」は、データ通信専用SIMでは使えません。
- Facebookのアカウントを用意する。すでにFacebookを使っている場合はそれを利用。
- 『LINE』アプリを開き、「友だち」タブから、「歯車(設定)」→アカウント→Facebookの「連携する」→Facebook の画面が開くので、画面の指示に従い、『LINE』との連携を行う
3. トーク履歴のバックアップを取る
「大切な家族や友人とのトーク履歴も引き継ぎたい」という人も多いでしょう。
現在利用中のスマホと新しいスマホのOSが同じ(Android→Android、iOS→iOS)場合は、トーク履歴を引き継げます。残念ながら、Android→iOS、iOS→Androidという場合は、トーク履歴の引継ぎができません。トーク履歴をテキストファイルで残すことは可能ですので、やり方は後の章でお伝えします。
アカウントを引き継いだ後はトーク履歴のバックアップは行えないため、アカウントを引き継ぐ前にまずは現在利用中のスマホでバックアップを行いましょう。トーク内の画像はバックアップが取れないため、トーク内の画像はアルバムやKeepに保存しておきましょう。
・Android
LINEを起動、「ホーム」→「歯車(設定)」→「トーク」をタップ
「トーク履歴のバックアップ・復元」をタップ
「Google ドライブにバックアップする」をタップで完了
・iOS
iPhoneの「設定」→「アカウント情報」→「iCloud」→をタップ
「iCloud」の中の「LINE」のバーをONにする(バーを右側にする)
LINEを起動、「ホーム」→「歯車(設定)」→「トーク」をタップ
「トークのバックアップ」→「今すぐバックアップ」をタップで完了
(4)「アカウント引き継ぎ設定」をONにする
現在利用中のスマホで、LINEの「アカウント引き継ぎ設定」をONにします。その手順は以下です。
『LINE』アプリを開き、「友だち」タブから、「歯車(設定)」→アカウント→アカウント引き継ぎ設定
ここで「アカウントを引き継ぐ」をONにします。ONにした後、36時間以内に、乗り換え先の格安スマホ(新しいスマホ)にLINEの情報を引き継ぐ作業を完了させます。36時間経過するか、正常にアカウントが引き継がれれば、自動的に設定がOFFになります。
これだけのことができていれば、LINEの引き継ぎ作業は数分で完了します!
機種変更後の新しいスマホで行うこと
現在利用中のスマホで、LINEの「アカウント引き継ぎ設定」をONにしてから36時間以内に新しいスマホで作業を終わらせれば、LINEの主要な情報が引き継がれます。その手順は以下です。
- SIM種別が「音声通話付き」または「データ+SMS」のLINE引き継ぎ手順
- Facebookアカウントを利用した「データ通信専用」プランのLINE引き継ぎ手順
- 「トーク履歴」を復元する
なお、格安スマホで契約したSIM種別が「音声通話付き」または「データ+SMS」の場合はSMS認証による引き継ぎ、「データ専用」の場合はSMS認証ができないため、Facebookアカウントを利用した引き継ぎとなります。
1. 「音声通話付き」または「データ+SMS」プランのLINE引き継ぎ手順
- 1新しいスマホで『LINE』をダウンロードして開き、表示された設定画面から「ログイン」を選択。
- 2古いスマホのLINEで登録したメールアドレスとパスワードを入力して「確認」をタップ。
- 3電話番号を入力して「次へ」をタップ。SMSで送られてきた4桁の認証番号を画面に入力すれば引き継ぎ完了。
新しいスマホの電話番号が古いスマホと異なる場合でも、上記の3.で新しい電話番号を入力すれば引き継ぎできます。
2. 「データ通信専用」プランのLINE引き継ぎ手順(Facebookアカウント利用)
- 1新しいスマホで『LINE』をダウンロードして開き、表示された設定画面から「ログイン」を選択。
- 2「Facebookログイン」をタップし、Facebookアカウントのメールアドレスとパスワードを入力してログインする。
- 3「削除して認証する」をタップすれば引き継ぎ完了。
これらの引き継ぎ作業を行う前に、古いスマホのLINEの「アカウント引き継ぎ設定」がONになっていて、36時間の有効期限内であることを必ず確認してください。
なお、MNPで格安スマホに乗り換える場合、古いスマホのSIMカードは通信ができなくなってしまうので、注意が必要です。
古いスマホを解約するタイミングをしっかり合わせるか、SIMカードがなくてもインターネットにつなげるWi-Fi環境下でLINEの引き継ぎを行う必要があります。
3. 「トーク履歴」を復元する
続いて、トーク履歴の復元を行いましょう。
Androidの場合は、以下の手順です。
・Android
LINEを起動し「ホーム」→「歯車(設定)」→「トーク」をタップ
「トーク履歴のバックアップ・復元」をタップ
「復元する」をタップ
iOSの場合は、以下の手順です。
・iOS
iPhoneの設定の中の「iCloud」で「LINE」をON
LINEを起動し「ホーム」→「設定(歯車)」→「トーク」をタップ
「トークの復元」をタップ
「トーク履歴をバックアップから復元」をタップ
タップを繰り返すだけなので、手順を知っていれば簡単です!
LINE(ライン)引き継ぎの注意点(引き継ぎできる/できないこと)
LINE(ライン)引き継ぎの際には、以下の注意点があります。
- 新しいスマホで「新規登録」をタップしない
- 格安スマホでは、ID検索が利用できない場合がある
- 引き継ぎ可能な情報と引き継ぎが不可能な情報
失敗をしないため、事前に把握しておきましょう。
1. 新しいスマホで「新規登録」をタップしない
注意点として、新しいスマホでLINEの起動後に「新規登録」をタップしないことです。
「新規登録」をタップするとデータが削除され、データの引き継ぎができなくなってしまいます。
必ず、「ログインを選択しましょう」
2. 格安スマホでは、ID検索が利用できない場合がある
格安スマホのブランドによってはLINEの年齢認証に対応していないため、LINEのID検索機能は使えません。
ただし、QRコードを使った友だちの追加はできます。また、パソコン版のLINE(メールアドレスとパスワードでログインできる)を使えば、年齢認証をしなくてもID検索ができるので、一概に不便とは感じにくいです。
3. 引き継ぎ可能な情報と引き継ぎが不可能な情報
機種変更によるLINEの引き継ぎを行うにあたって、すべての情報が引き継ぎ可能なわけではありません。
引き継ぎが可能な情報は、主に以下の通りです。
- 自分のプロフィール
- 友だちリスト
- 購入したスタンプや着せ替え(引き継ぎ後に再ダウンロードが必要)
- ノートやアルバムの内容
- 連動アプリの情報
ほとんどのデータは問題なく引き継げます。
ただし、下記は引き継ぎができませんのでご注意ください。
- 通知音の設定
- 異なるOS間の機種変更でのトーク履歴(※)
- 異なるOS間の機種変更でのコイン残高(※)
- 異なるOS間の機種変更でのLINE Out(旧LINE電話)のチャージ済みコールクレジット(※)
(※)古いスマホ→新しいスマホが、Android→AndroidまたはiPhone→iPhoneであればOK。Android→iPhoneまたはiPhone→Androidの場合は引き継ぎ不可。
異なるOSで引き継ぎを行う場合、コイン残高がある場合には、乗り換え前にコインを使い切っておきましょう。
異なるOS間の機種変更でトーク履歴をLINEアプリに引き継ぐことはできませんが、テキストファイルとして保存することは可能です。保存したいトーク画面右上の「V」をタップし、「設定」→「トーク履歴を送信」で、保存場所を指定できます。(Androidの場合は「≡」→「その他」→「トーク履歴の送信」をタップ)
あくまでもテキストの保存となり、スタンプや画像、絵文字などは保存されません。
格安スマホへの乗り換えによるLINEの引き継ぎ作業は、実際にやってみると難しいものではありません。非常に簡単です。
スマホ本体が同じ場合、引き継ぎ作業は不要
スマホ本体は現在使っているものを引き続き利用し、SIMカードのみ格安SIMに挿し替える場合、MNPでの乗り換えであれば特にLINEの引き継ぎ作業は必要ありません。
ただ、LINEに登録しているメールアドレスが通信事業者発行のものでないことが前提です。メールアドレスが通信事業者発行の場合は、乗り換える前にGmailやYahooメールなどのメールに変更しておきましょう。
格安スマホを使うならNUROモバイルがオススメ
今回は、格安スマホへ乗り換えた時に失敗しないLINEの引き継ぎ方法をお伝えしました。
「もしも格安スマホに乗り換えたい」と考えているなら、NUROモバイルがオススメです。
NUROモバイルは、音声通話付きSIMでも3GBが月額基本料金は792円で利用できます。また、10GBでも月額基本料金は1,485円と低価格です。
さらにデータ容量の繰越やギフトが可能、解約金・MNP転出手数料0円、3日間の通信速度制限なし等、サービス仕様も充実しています。5GB以上のプランなら、3か月ごとにデータ容量のプレゼントがある「Gigaプラス」というサービスもあります。
「毎月のスマホ基本料を安くしたい」「格安スマホを便利に使いたい」という人は、NUROモバイルをチェックしてみてください。
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