ギガ(通信量)の節約方法!iPhone・Android別に解説
「通信制限にかからず、毎月快適にインターネットを使用したい」という理由から、ギガ(通信量・データ容量)を、できるだけ節約したいと考える人は多いのではないでしょうか。気をつけないとすぐ使ってしまう通信量ですが、使い方や設定を工夫することで節約は可能です。そこで本記事では、iPhone、Android別にギガの節約方法などをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
目次
ギガ(通信量)を節約するといい理由
- 月々の基本料金を安く抑えられる
- 通信制限がかからずに済む(もしくは先延ばしできる)
月々の基本料金を安く抑えられる
基本的に、ギガ(通信量)が多いプランであるほど、月々の基本料金は高くなります。使用するギガ数を少なくできれば、その分安いプランへ切り替えるなど、月々の基本料金を安く抑えることが可能です。
通信制限がかからずに済む(もしくは先延ばしできる)
データ容量に上限があるプランでは、その上限を超えると通信制限がかかります。制限によりインターネットに通信する速度が遅くなると、ウェブサイトの表示に時間がかかったり、動画がスムーズに視聴できなかったりと、スマホが快適に利用できなくなります。
ギガを節約することで、通信制限にならずに済んだり、通信制限を先延ばしにしたりすることもできるでしょう。
1GBで使用できる目安
1GBで使用できる目安をご紹介します。ニュースサイト閲覧やメール送受信など、よくある使い方ごとに解説するので、参考にしてみてください。
利用内容 | 使用通信量 | 1GBで使用できる目安 |
---|---|---|
ニュースサイト閲覧 | 約0.3MBで1ページ | 3,300ページ |
メール送受信 | 約0.5MB | 2,000通 |
地図アプリ | 約1MBで10分 | 約166時間 |
動画視聴(標準画質) | 約300~500MBで1時間 | 2~3時間 |
出典:消費者庁「自分に合った携帯料金プランになっていますか」(一部加工)
Webサイト閲覧は、画像や動画の量などによって通信量が変わります。テキストのみの簡素なサイトであれば少ないギガで閲覧できますが、動画などがふんだんに使われているサイトでは、多くのギガが必要となるでしょう。
メールも、テキストのみであれば少ないギガで使用できますが、ファイルや画像などが添付されているとその分ギガが必要となります。
通話は、音声通話かビデオ通話によって変わります。
また、動画視聴は画質により通信量が変化。高画質だとより多くのギガが必要になるでしょう。
【共通】ギガ(通信量)の節約方法
iPhone、Androidスマホ共通でできるギガの節約方法を解説します。具体的な方法や設定を知り、節約に役立ててください。
※下記の対応方法は、使用アプリやOSのバージョンなどにより異なる可能性があります。
通信量の消費が大きい作業はWi-Fiを利用する
アプリやコンテンツのダウンロード、動画の視聴などは、なるべくWi-Fiを利用しましょう。上記のような通信量の大きな作業は、Wi-Fiを利用できる環境で済ませまることで、通信量節約が可能です。
また、多くの動画サービスでは、一時保存できる機能が備わっています。外出先で動画を楽しみたいという時には、事前にWi-Fiで動画をダウンロードしておくとよいでしょう。
アプリのバックグラウンド更新をオフにする
バックグラウンド更新とは、アプリを操作していない時でも自動で起動し、データ通信を行う機能のことです。
アプリからのプッシュ通知やメールなどが届いたり、必要な処理が行われたりしますが、知らぬ間にギガを消費してしまう原因の一つでもあります。そのため、バックグラウンド更新の設定をオフにすることで、ギガを節約することが可能です。
【手順】iPhone
- 「設定」>「一般」をタップする
- 「Appのバックグラウンド更新」をタップする
- 「Appのバックグラウンド更新」をタップし、「オフ」「Wi-Fi」「Wi-Fiとモバイルデータ通信」から選択する(※)
「設定」>「一般」>「バックグラウンド更新」の手順で、アプリごとにバックグラウンド更新のオン・オフを切り替えることもできます。
※「オフ」…常にバックグラウンド更新がオフになる
「Wi-Fi」…Wi-Fiの環境下でのみバックグラウンド更新がオンになる
「Wi-Fiとモバイルデータ通信」…常にバックグラウンド更新がオンになる
【手順】Androidスマホ
- 「設定」>「ネットワークとインターネット」をタップする
- 「データセーバー」をタップする
- 「データセーバーを使用」のオン・オフを切り替える
「設定」>「アプリ」でバックグラウンド更新をオフにしたいアプリをタップし、「モバイルデータとWi-Fi」>「バックグラウンドデータ」でオン・オフを切り替えることもできます。
アプリごとに自動アップデートをオフにする
アプリの自動アップデートは、常に最新のよい状態を保つことができる反面、ギガを多く消費してしまいます。あまり使うことのないアプリは自動アップデートをオフにするなどして、上手に節約しましょう。
【手順】iPhone
- 「設定」>「App Store」をタップする
- 「Appのアップデート」のオン・オフを切り替える
iPhoneでは、アプリごとに自動アップデートをオフにすることはできません。上記の方法ですべてのアップデートをオフにして、手動で個別にアップデートしましょう。
【手順】Androidスマホ
- 「Google Playストア」を開く
- 右上のプロフィールアイコンをタップする
- 「設定」>「ネットワーク設定」>「アプリの自動更新」をタップする
- 「アプリを自動更新しない」をタップする(※)
※アプリごとに自動アップデートをオフにする場合
上記3.で「アプリとデバイスの管理」をタップする>「管理」をタップする>自動更新させたくないアプリをタップする>「︙」をタップする>「自動更新の有効化」のチェックを外す
アプリごとに位置情報サービスが不要な場合はオフにする
位置情報サービスは、地図アプリなどで利用する便利な機能です。しかし、位置情報の取得もギガを消費する原因の一つです。位置情報が必要ないアプリはオフにしておくとよいでしょう。
【手順】iPhone
- 「設定」>「プライバシーとセキュリティ」をタップする
- 「位置情報サービス」をタップする
- オフにしたいアプリをタップし、位置情報の利用を許可「しない」「次回または共有時に確認」「このAppの使用中」から選択する(※)
※「しない」…位置情報サービスがオフになる
「次回または共有時に確認」…位置情報の取得が必要な時に再度選択できる
「このAppの使用中」…アプリを開いているときのみ位置情報サービスがオンになる
【手順】Androidスマホ
- 「設定」>「アプリ」をタップする
- オフにしたいアプリを選び、「許可」をタップする
- 「位置情報」をタップする
- このアプリによる位置情報へのアクセス「アプリの使用中のみ許可」「毎回確認する」「許可しない」から選択する
アプリごとに通信量を節約できる設定をする
アプリによっては、使うたびに大量にギガを使うものもあります。InstagramやX(旧:Twitter)などでは、開くたびに自動的に動画などが再生されるため、多くのギガを消費します。
アプリごとに設定を工夫することで、ギガを節約できるでしょう。YouTubeでは、画質を自動で落とすことでギガの消費量を減らせます。
【手順】Instagram
- 画面右上の「三」をタップする
- 「設定とプライバシー」>「データ利用とメディア品質」をタップする
- 「モバイルデータを節約」をオンにする
【手順】YouTube
- 右上のアカウントアイコンをタップする
- 「設定」>「動画の画質設定」をタップする
- 「モバイルネットワーク接続時」または「Wi-Fiでの動画の画質」をタップする
- モバイルネットワークの動画の画質の「データセーバー」を選択する
【手順】X(旧:Twitter)
- タイムラインの左上にあるアイコン画像をタップする
- 「設定とサポート」の右わきの「▼」をタップする
- 設定とプライバシーをタップする
- 「アクセシビリティ、表示、言語」をタップする
- 「デ―タ利用の設定」をタップする
- 「デ―タセーバー」のオン・オフを切り替える
もしくは、「高画質画像」「画像を高画質でアップロード」「高画質動画」「動画の自動再生」についてそれぞれ「モバイルデータ通信とWi-Fi接続時」「Wi-Fi接続時のみ」「オフ」から選択する
使い方に合った料金プランへ変更する
スマホの料金プランは、使い方に合わせて選ぶことが大切です。ギガを節約する設定などを行ったにも関わらず、どうしても毎月通信制限がかかってしまう場合には、容量の大きいプランへの変更を検討しましょう。毎月の料金を節約したい場合は、必要最低限の容量に設定されたプランへ変えるのもおすすめです。
また、格安SIMでは、通信量の節約に役立つお得な料金プランが用意されていることも。例えば以下のようなプランがあります。
- 対象アプリのデータ通信量をカウントしない機能を搭載したプラン
- 節約(低速)スイッチを搭載しているプラン
対象のアプリを使用している分の通信量のみカウントされないプランであれば、そのアプリを使用している間は通信量を気にする必要はありません。よく使用するアプリが対象になっているのであれば、検討するとよいでしょう。
NUROモバイルでは特定SNSのサービスを利用する際にデータ通信量を消費しないオプション・サービスとして、下記の3つをご用意しております。
- LINEの対象サービスを利用時にデータ通信量を消費しない「バリューデータフリー」
- LINE・X(旧:Twitter)・Instagram・TikTokの対象サービスを利用時にデータ通信量を消費しない「NEOデータフリー」
- SNSへの投稿や動画のアップロード等の上り通信利用時のデータ通信量を消費しない「あげ放題」
ぜひ、自分に合ったプランを探してみてください。
また、携帯電話会社によっては、データ通信速度を変更できるところもあります。あえて低速モードに切り替えることで、通信量を大幅に抑えることが可能です。もちろん低速になりますが、使用するアプリによっては問題ない場合も。上手に使うことで、通信量節約に役立つでしょう。
NUROモバイルでは、NUROモバイル専用アプリで簡単に速度を切り替えることが可能です。全プランが対象ですので、ぜひご活用ください。
「節約スイッチ」で簡単切り替え可能!NUROモバイルアプリとは?
【iPhone】ギガ(通信量)の節約方法
iPhoneでギガを節約する場合は、iCloud Driveなどの設定を見直してみましょう。大きくは下記の2通りの方法があります。
※下記の対応方法は、OSのバージョンなどにより異なる可能性があります。
iCloud Drive、写真アプリのモバイルデータ通信をオフにする
iCloud Driveはデータや書類などを保存でき、バックアップにも最適です。しかし、同期することで気付かぬ間にギガを消費してしまいます。そのため必要な時以外は、オフにしておくのもおすすめです。
また、写真アプリのモバイルデータ通信をオフに設定することも、ギガの節約になるでしょう。
【手順】iCloud Drive
- 「設定」をタップする
- 「モバイル通信」をタップする
- ページ下部「iCloud Drive」のボタンをタップする
※ボタン(緑:オン)(白:オフ)
【手順】写真アプリ
- 「設定」>「写真」をタップする
- 「モバイルデータ通信」をタップする
- 「モバイルデータ通信」をオフにする
※ボタン(緑:オン)(白:オフ)
Wi-Fiアシスト機能をオフにする
「Wi-Fiアシスト機能」は、Wi-Fiの通信状況が悪い時に、自動でモバイル通信に切り替える機能です。その時は快適にインターネットが使えますが、気付かずにモバイル通信を使用してしまうことで、ギガを大量に消費してしまう可能性も。
ギガの節約のためには、オフにしておくと安心です。
【手順】
- 「設定」>「モバイル通信」をタップする
- ページ下部「Wi-Fiアシスト」をオフにする
【Androidスマホ】ギガ(通信量)の節約方法
Androidスマホでは、Googleアカウントの自動同期をオフにするなどの対策でギガを節約することができます。
※下記の対応方法は、OSのバージョンなどにより異なる可能性があります。
Googleアカウントの自動同期をオフにする
Googleアカウントでは、メッセージやメール、アプリなどを同期することができます。しかし、自動同期がオンになっていると、気がつかない間にギガを消費してしまいかねません。ギガを節約のためには、自動同期をオフにしておくとよいでしょう。
【手順】
- 「設定」>「パスワードとアカウント」をタップする
- 同期するアカウントをタップする
- 「アカウントの同期」をタップする
- 自動同期をオフにするアプリを選択し、オフにする
データセーバーをオンにする
「データセーバー」とは、アプリのバックグラウンドでの通信を制限できる機能です。アプリはバックグラウンドでも、大量にギガを消費します。アクセスを管理することでギガの節約が可能です。
【手順】
- 「設定」>「ネットワークとインターネット」をタップする
- 「データセーバー」をタップする
- 「データセーバーを使用」でオン・オフを切り替える
通信量の使用状況を通知で受け取る
Androidスマホでは、使い過ぎ防止のためにデータ使用を警告する機能が備わっています。通知を設定しておくことで、使いすぎに気付くことができます。バックグラウンドなど、自分が思ってもいなかった所でギガが消費されていることもあるため、設定しておくと安心です。
【手順】
- 「設定」>「ネットワークとインターネット」>「インターネット」をタップする
- 歯車のアイコン>「データの使用量の警告と制限」をタップする
- モバイルデータの使用サイクルをタップし、請求期間の開始日を設定する
- 「データ使用量を警告」をタップする
- 「警告するデータ使用量」>警告する容量を入力して「設定」をタップする
- 「データ使用量を制限」をオンにする
- 「データ上限」から上限容量を決めて「設定」をタップする
通信量を抑えておトクに使える「NUROモバイル」
ギガ(通信量)は、Wi-Fiを使用する、バックグラウンド更新をオフにするなどの対策で節約することが可能です。しかし、常にWi-Fiのことを気にしたり、ギガ(通信量)の状況を確認したりすることを、手間に感じる方もいるでしょう。
そんな方におすすめなのがNUROモバイル。
NUROモバイルは、格安で使える携帯電話会社の中でも、月額330円から利用可能な「使い方に合わせて選べる料金プラン」やデータ繰越やパケットギフトなどで「ムダなくデータ容量をやりくりできるサービス」が特徴です。
また、契約プランによっては、下記サービスが利用できます。
- 対象SNSサービスを利用時にデータ通信量を消費しない「バリューデータフリー」
- LINE・X(旧:Twitter)・Instagram・TikTokの対象サービスを利用時にデータ通信量を消費しない「NEOデータフリー」
- 契約プランに応じて3か月ごとにデータ容量を追加で受け取れる「Gigaプラス」
「SNSを使うから、いつもギガ(通信量)が足りなくなる…」とお悩みの方は、ぜひNUROモバイルを検討してみてください。
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ギガ(通信量)の節約についてよくある質問
ギガの節約について、よくある質問についてお答えします。
Q. GB(ギガ)とは?
A. 通信量の単位です
GB(ギガ)とは、通信量(データ容量)を表す単位の一つです。通信量の最小単位は「Byte(バイト)」。半角英数字1文字分のデータとしての大きさが1Byte(バイト)です。
データ容量を表す単位は1024で区切られています。
- 1024Byte(バイト)= 1KB(キロバイト)
- 1024KB(キロバイト)= 1MB(メガバイト)
- 1024MB(メガバイト)= 1GB(ギガバイト)
Q. 通信量は何が一番かかる?
A. ゲームや動画視聴、Instagramなどのアプリです
とくにゲームや動画視聴は、多くの通信量がかかります。また、Instagramも画面全体に画像や動画が使われているため、通信量は多いです。アプリごとにデータを節約する設定をしたり、画質を低くしたりすることで、通信量の節約を心がけましょう。
Q. データ通信量が急に増えた原因は?
A. バックグラウンド通信を疑いましょう
データ通信量が急に増えた場合には、「バックグラウンド通信」が行われている可能性があります。バックグラウンド通信とは、スマホを操作していなくても自動で起動し、通信を行う機能のことです。バックグラウンド通信が必要のないアプリは、オフにするとよいでしょう。
また、特定のアプリのバグによって、一気に通信量が増えてしまうこともあります。その他、OSのバグや不正改造されたアプリが過度に広告を表示し、データ通信量を増加させている可能性も考えられます。
Q. 通信制限がかかったらどうしたらいい?
A. Wi-Fiを利用したり、追加容量を購入しましょう
制限解除まで待つ場合は、Wi-Fiを利用することで快適に使用できます。待つことが難しい場合は、データ容量の追加購入を検討しましょう。
※記事上に掲載しているサービス名、製品名などは一般に各社の商標または登録商標です。説明の便宜のためにその商品名、団体名などを記載する場合がありますが、それらの商標権の侵害を行う意志、目的はありません。
2023年12月22日 2023年12月22日
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