フリーメールおすすめ5選を徹底比較!作り方も解説
フリーメールのアドレスを取得したいけれど、さまざまな種類があるため、どれを選んだらいいのか悩んでいる方も多いかと思います。本記事では、フリーメールのメリット・デメリットから、選び方、おすすめのフリーメールまで、わかりやすく解説します。
目次
フリーメールとは?
フリーメールとはその名のとおり、フリー(無料)でメールアドレスを作成・使用できるサービスです。メールを送受信するだけではなく、各種ファイルの添付や検索など、メールを使用するうえでの基本的な機能を備えているため、プライベートからビジネスまで多くの方が利用しています。
そのほかフリーメールの大きな特徴に、メールソフトだけでなく、Webブラウザ上でも使用できる点が挙げられます。メールソフトや特定のアプリなどをダウンロードする必要がないので、手軽に利用できるでしょう。
フリーメールには多くの種類があり、それぞれのサービスによって機能や特徴、使い心地、デザインが異なります。携帯電話会社の乗り換えで使用できなくなってしまう恐れのあるキャリアメールの代わりに、自分に合うフリーメールを選んで使用するケースも多いです。
主なメールの種類
種類 | 概要 |
---|---|
プロバイダメール | インターネットサービスプロバイダが提供するメールアドレス |
キャリアメール | 携帯電話会社が提供するメールアドレス |
フリーメール | 無料で利用できるメールアドレス |
独自ドメインメール | @以下に独自ドメインを使用したメールアドレス |
プロバイダメールはインターネットサービスプロバイダと新規契約した際に、セットで提供されるメールアドレスです。一方、キャリアメールは、ドコモやau、ソフトバンクなどの携帯電話会社と契約することで使用できます。
独自ドメインは他のメールの種類とは異なって、提供元の違いを示した名称ではありません。「@」以下に使用したいドメイン名を自分で選んで作成できるメールアドレスで、主にビジネスシーンで使用されることが多いです。
それぞれの違いを踏まえたうえで、フリーメールの特徴を押さえていきましょう。
フリーメールのメリット
多くの方が利用しているフリーメールには、どのようなメリットがあるのでしょうか。フリーメールの主なメリット3つを解説します。
誰でも無料で利用できる
フリーメールの最大のメリットは、無料で利用できることです。また、複数のメールアドレスを作成できるため、プライベートやビジネスなどの用途に合わせて使い分けできます。
希望するアカウントやパスワードなどの情報を登録すれば、5分ほどで誰でも簡単にメールアドレスを作成できるため、気軽に利用できる点も特長といえるでしょう。
プロバイダや携帯電話会社の乗り換えに影響されない
プロバイダメールやキャリアメールは、契約しているプロバイダや携帯電話会社を乗り換えると使用できなくなってしまいます。一方、フリーメールは、プロバイダや携帯電話会社との契約に依存しないため、乗り換えなどを気にせずに同じメールアドレスを使い続けられます。
会員登録に使用する、長期的な付き合いのある相手とのやり取りに使用するなど、同じメールアドレスを安定して使い続けたい場合に便利でしょう。
インターネット環境があればどこからでも利用できる
フリーメールはWeb上のブラウザで使用できるため、インターネットに接続できる環境さえあれば、スマホやタブレット、パソコンなどの複数の端末からアクセスできます。複雑な設定やソフト・アプリのダウンロード不要で、いつでもどこでも簡単にメールの確認が可能です。
また、万が一メインで使用しているスマホやパソコンに不具合が起こったり、紛失してしまったりした場合も、メールデータはWeb上のサーバー内に保存されているため、消える心配がありません。
フリーメールのデメリット
メリットの多いフリーメールですが、注意すべきデメリットもあります。使う前に知っておきたいフリーメールのデメリットを3つ解説します。
セキュリティが比較的弱い
フリーメールは、アンチウイルスやフィルタリング、二段階認証などを利用できる有料のメールサービスと比べると、こういった対策を行っていないケースが多く、セキュリティが弱い傾向にあります。
またWebブラウザを使用して利用するため、IDやパスワードがインターネットを介して第三者に見られやすく、その結果アカウントを乗っ取られるリスクがあるといえるでしょう。
ただし、メールサービスによってセキュリティの強さはかなり異なり、なかにはワンタイム認証や二段階認証を取り入れているものもあります。重要なデータのやり取りなどに使用する予定の場合は、フリーメールのなかでもセキュリティ対策をしっかり行っているサービスを選びましょう。
広告が表示される
フリーメールは無料で利用できる代わりに、広告が表示されるのが一般的です。フリーメールサービスの運営会社は、この広告収益をもとに、サービスの運営を行っていますが、強制的に表示される広告にストレスを感じる人も少なくないでしょう。
有料オプションを利用することで、広告を非表示にできるケースも多いので、メールサービスを検討する際に確認してみましょう。
自動で迷惑メールの振り分けが行われる
メールサービスによっては、セキュリティ保護のために自動でメールの内容をチェックし、迷惑メールの振り分けを行います。一見、便利な機能ですが、必要なメールが間違って迷惑メールに振り分けられるリスクがあるため、注意が必要です。
迷惑メールに振り分けられたメールは、一定の期間が過ぎると自動で消去されてしまうので、迷惑メールもこまめにチェックすることをおすすめします。
フリーメールの選び方
フリーメールには多くの種類があるため、どれを選んだらいいのか悩む方も少なくないでしょう。ここでは、フリーメールを選ぶ際に注目したい5つのポイントを解説します。
容量
フリーメールを選ぶ際にまず注目すべきポイントが、無料で使用できるメールボックスの容量です。フリーメールの無料プランは、キャリアメールやプロバイダメールと比べて、容量が小さめに設定されている傾向があります。
メールで頻繁にファイルのやり取りをする場合は、容量の大きいフリーメールを選ぶのがおすすめです。容量が不足すると、古いメールから順に削除されたり、新しいメールが受信できなくなったりする恐れがあるので、空き容量はこまめにチェックしましょう。
スマホアプリの有無
スマホでフリーメールを使う予定の場合は、スマホアプリの有無にも注目しましょう。スマホアプリがあれば、毎回ブラウザを開くことなく、手軽にメールをチェックできるため非常に便利です。
現在、フリーメールを提供するメールサービスの多くがスマホアプリを提供していますが、使いやすさには差があります。自分にとって使いやすいデザインやレイアウトのアプリを選びましょう。
セキュリティ
フリーメールを安心・安全に使うためには、セキュリティの高さも重要です。なかには、セキュリティ対策が万全ではなく安全性が低いメールサービスもあります。
まずは迷惑メールのブロック機能や二段階認証、暗号化通信のサポートなどがあるか確認してみましょう。対策有無だけでなく、セキュリティ更新の頻度も重要です。日々、変化するウイルスやマルウェアから守るためには、ある程度、高い頻度で更新を行う必要があるでしょう。
サポート体制の有無
サポート体制の有無も、フリーメール選びで注目すべきポイントの1つです。
フリーメールを使っていると、パスワードを忘れてしまったり、間違って重要なメールを削除してしまったりと、なにかとトラブルが起こります。よくある質問やヒントを掲載したヘルプページを用意しているメールサービスであれば、トラブルをスムーズに解決できるでしょう。
また、利用者の多いメールサービスを選ぶと、関連する情報の量も多くなるため、さまざまなアドバイスやテクニックを簡単に得られます。
その他サービス
フリーメールが、その他のサービスと連携できるのかチェックするのもおすすめです。
たとえば、Googleが提供するフリーメールのGmailは、Googleカレンダーと連携でき、Gmailに届いたスケジュールをGoogleカレンダーに自動で登録できます。
また、Microsoftが提供するOutlook.comでは、WordやExcel、TeamsやSkypeといったマイクロソフトのソフトとスムーズに連携できるため、仕事の効率化を図れるでしょう。
【一覧比較】おすすめフリーメール5選
フリーメールがどのようなものか把握できたところで、具体的なフリーメールサービスを見ていきましょう。おすすめのフリーメールを5つ紹介します。
容量 | アプリ | セキュリティ | サポート 体制 | その他 サービス |
|
---|---|---|---|---|---|
Gmail | 15GB | ◎ | ◎ | 〇 | ◎ |
Outlook.com | 15GB | △ | ◎ | 〇 | ◎ |
Yahoo!メール | 2~10GB | ◎ | 〇 | ◎ | ◎ |
iCloud Mail | 5GB | × | ◎ | 〇 | 〇 |
AOLメール | 無制限 | × | ◎ | × | 〇 |
Gmail(@gmail.com)
おすすめのポイント
- 大容量15GBのメールボックスを利用できる
- Googleが提供するサービスとの親和性が高い
- デザインがシンプルで直感的に操作できる
もっとも知名度の高いフリーメールの一つが、Googleが提供するGmailでしょう。シンプルかつ洗練されたメール画面は誰でも直感的に操作できます。また、迷惑メールの振り分けやウイルスチェックなどのセキュリティ対策も充実しており、特にスパムメールのフィルタリングは高い精度を誇ります。
Googleが提供する各種サービスと連携できるのはもちろんのこと、外部のメールサービスとも連携できるなど汎用性が高い点も魅力でしょう。
容量 | 15GB |
アプリ | あり |
セキュリティ | 暗号化技術、ウイルス対策、フィッシング対策など |
サポート体制 | Gmail ヘルプ上でマニュアル、よくある質問を、ヘルプコミュニティを公開 |
その他サービス | Googleが提供する各種サービス・外部サービスと連携できる |
【Gmailのアドレスの作成方法】
- 「https://accounts.google.com/」へアクセスする
- 「アカウントを作成」をクリックし、メールアドレスの使用用途を選ぶ
- 個人情報を入力する
- 作成したいメールアドレスを入力する
- パスワードを入力する
- 再設定用のメールアドレスや電話番号を入力する
- 画面表示に沿って手続きを進めて完了
Outlook.com(@outlook.jp、@outlook.com、@hotmail.com)
おすすめのポイント
- 大容量15GBのメールボックスを利用できる
- メールの自動振り分けやメンションによる一斉送信など充実した機能を搭載している
- マイクロソフトの各種ツールと連携できる
Microsoftが提供するフリーメールのOutlook.comは、同社のWordやExcel、Teams、Skypeと連携できる点が大きな魅力でしょう。特にスケジュール管理やタスク管理の機能が充実しているので、チームでの利用にもおすすめ。仕事の効率化を図りたい際に便利なサービスといえます。
メールフィルタリング機能やスパム防止機能の精度も高く、ビジネスシーンでも安心して使用できるでしょう。
容量 | 15GB |
アプリ | あり |
セキュリティ | フィッシング・ウイルス・マルウェアの無効化、データの暗号化など |
サポート体制 | Microsoftサポート上でマニュアル、よくある質問の公開、チャット・メール・電話サポートの提供 |
その他サービス | Microsoftの各種ソフト・外部サービスと連携できる |
【Outlook.comのアドレスの作成方法】
- https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/outlook/email-and-calendar-software-microsoft-outlook/」へアクセスする
- 「無料アカウントを作成」をクリックする
- ドメインを選ぶ
- 作成したいメールアドレスを入力する
- パスワードを入力する
- 個人情報を入力する
- 画面表示に沿って手続きを進めて完了
Yahoo!メール(@yahoo.co.jp、ymail.ne.jp)
おすすめのポイント
- 国内企業ならではの日本人が使いやすいデザインを採用している
- 有料プランに加入すると容量が無制限になる
Yahoo! JAPANが提供するのが、老舗メールサービスのYahoo!メールです。国内企業が手掛けるサービスということもあり、日本人にとって使いやすいデザインとなっています。
外部メールの送受信も可能で、Yahoo!メールの連絡先に他のメールソフトのアドレスを取り込めるなど、機能が充実しているのが特長です。
ただし、利用するにはスマホの電話番号を必ず登録する必要があります。また、6カ月メールの送受信がない場合は、自動的にすべてのメールや設定が削除されるため注意が必要です。
容量 | 2~10GB(利用状況によって異なる) |
アプリ | あり |
セキュリティ | ウイルススキャン、なりすまし拒否、迷惑メールフィルターなど |
サポート体制 | Yahoo!メールヘルプ上で、マニュアル、よくある質問の公開、チャット・メールサポートの提供 |
その他サービス | Yahoo! JAPANが提供する各種サービス・外部サービスと連携できる |
【Yahoo!メールのアドレスの作成方法】
- 「https://mail.yahoo.co.jp/promo/」にアクセスする
- 携帯電話番号を入力し、電話番号認証を行う
- 個人情報や作成したいメールアドレスを入力する
- 画面表示に沿って手続きを進めて完了
iCloud Mail(@icloud.com)
おすすめのポイント
- Appleユーザーに使いやすいデザインが採用されている
- 無料プランでも広告が表示されない
Appleが提供するフリーメールのiCloud Mailは、無駄を省いたシンプルなデザインや機能が特徴です。大きな特長としては、有料オプションを利用せずとも、広告が表示されない点が挙げられるでしょう。
容量は5GBと少ないため、頻繁にメールをやり取りする場合には拡張の検討をおすすめします。またiCloud Mailを使用するにはApple IDが必要で、登録には電話番号の入力が必須です。基本的にはApple製品ユーザーにおすすめのメールサービスといえるでしょう。
容量 | 5GB |
アプリ | なし |
セキュリティ | ウイルス対策、迷惑メール対策など |
サポート体制 | Appleサポート上で、マニュアル、よくある質問の公開、チャット・メール・電話サポートの提供 |
その他サービス | iPhone と iPad などのApple製品と同期できる |
【iCloud Mailのアドレスの作成方法】
- iPhoneで「設定」アプリを開く
- 設定アプリ内トップのユーザー情報欄をタップする
- 「Apple IDを新規作成」をタップする
- 画面表示に沿って必要事項を入力する
- 「メールアドレス」の項目で「無料のiCloudメールアドレス」を選択する
- 作成したいメールアドレスを入力する
- 画面表示に沿って手続きを進めて完了
AOLメール(@aol.com)
おすすめのポイント
- 無料でもメールボックスの容量が無制限で利用できる
- 無料のスパムフィルタ機能で添付ファイルまでウイルスチェックできる
アメリカの通信会社であるOath Inc.が提供するAOLメールは、フリーメールの中では珍しく、容量が無制限な点が特長です。セキュリティも充実しており、メールの添付ファイルまでウイルスチェックしてくれるため、安心して使用できるでしょう。
ただし、日本版サイトのサービスは2022年に終了しており、現在は日本語によるサポートは受けられません。既存のメールアドレスはもちろん、新規メールアドレスの作成もできるので、サポートや管理画面での英語表記が負担にならない方であれば、十分活用できるでしょう。
容量 | 無制限 |
アプリ | なし |
セキュリティ | スパムフィルタ機能、ウイルスチェック機能など |
サポート体制 | なし |
その他サービス | プラグインを使えば外部メールにアクセスできる |
【AOLメールのアドレスの作成方法】
- 「https://login.aol.com/」にアクセスする
- 「アカウントを作成」をクリックする
- 個人情報や作成したいメールアドレスやパスワードを入力する
- 「ロボットでないことの証明」を行う
- 電話番号認証を行い完了
フリーメールについてよくある質問
フリーメールに関するよくある質問をまとめました。ここまでの内容で疑問が思い浮かんだ人は参考にご覧ください。
Q. メールソフトとは何ですか?
利用する際はパソコンやスマホにソフトウェアをインストールする必要があります。デバイスごとのインストールは手間ですが、オフラインでも操作できるほか、複数アカウントの切り替えがしやすいケースが多いです。
Q.フリーメールのアドレスは使い捨てできる?
フリーメールは登録時に、住所・氏名・電話番号などの入力が不要なものも多いため、一時的な使用のみでアドレスを使い捨てることが可能です。メールサービスによっては、一定期間使用していないと、アカウントやメールが自動で削除されます。
Q.フリーメールのアドレスは複数作成できる?
フリーメールは基本的に複数のアドレスを作成可能です。プライベート用やビジネス用、メルマガ用や推し活用など、用途や目的に合わせて使い分けできます。
なお、エイリアス機能を搭載したメールサービスであれば、アカウントを新たに作成しなくても、1つのアカウントで複数のメールアドレスを使えます。
Q.フリーメールのアドレスはビジネスの場で使用してもよい?
セキュリティ対策が万全のメールサービスであれば、フリーメールのアドレスをビジネスの場でも使用できます。ただし、フリーメールのなかには安全性が低いものもあるため、高い信頼性が求められる場合や、機密事項をやり取りする場合は慎重に選んだほうがよいでしょう。
各フリーメールの機能を比較して、快適に使えるサービスを選ぼう
フリーメールは無料で使えるだけではなく、携帯会社を乗り換える際に引き継ぎの手間を抑えられる点が大きなメリットです。多くの種類があり、サービスによって特徴や機能が異なります。用途や目的、必要な機能に注目し、安心・安全に使えるフリーメールを選びましょう。
フリーメールは、乗り換えによって使用できなくなってしまうキャリアメールとは異なり、サービスが続く限り、長期にわたって使用できます。メールの引き継ぎがネックで、乗り換えに前向きになれなかった方も、これを機に格安SIMへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか?
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