ROMとは?RAM・ストレージ・CPUとの違いを簡単解説

ROMとは?RAM・ストレージ・CPUとの違いを簡単解説

スマホのスペックを詳細に確認すると出てくる「ROM」という言葉。実はよくわからないという方も多いのではないでしょうか。よく似ているRAMやストレージ、CPUとどう違うのかも踏まえて解説します。また、スマホを選ぶ際に知っておきたいROMの目安についてもご紹介。自分に合ったスマホ選びの参考にしてください。

ROMとは?

ROMとは、「Read Only Memory(リード・オンリー・メモリ)」の略語で、本来は「読み出し」専用メモリのこと。しかし、日本のスマホにおけるROMは、「書き込み」も可能な「データの保存領域」のことを指します。そのため、日本では「ストレージ」と同じ使われ方をすることも。

「ROM○○GB」と表記され、ROMが大きいほど画像や動画、アプリなどを多く保存することが可能です。

ROMのイメージは、引き出しの収納の大きさに置き換えると分かりやすいでしょう。収納が大きければ、容量の大きいデータやアプリを保存することができます。

スマホのROMとRAM、ストレージ、CPUの違い

ここでは、日本で一般に使われている意味で用語の解説をします。
ROMとRAMとCPUの違いを端的に表すと下記の通りです。

  • ROM:(日本では)スマホのデータの保存領域(≒ストレージ)
  • RAM:スマホのデータを一時的に作業するスペース(≒メモリ)
  • CPU:スマホの作業を行う頭脳の部分

ここで詳しく解説します。

スマホのRAMとは?

RAMとは、「Random Access Memory(ランダム・アクセス・メモリ)」の略語で、「読み出し・書き込み」ともに可能な作業領域を指します。データを一時的に保存し作業するためのスペースであり、RAMが大きいほど一度に多くの作業を行うことが可能です。

RAMのイメージは、作業机に置き換えると分かりやすいです。机の上が広ければ、一度に多くの資料や道具を置いて作業することができます。RAMの容量が大きいほど、複数のアプリやWebサイト を開くことが可能 です。一般的に、「メモリ」と呼ばれることもあります。

RAMには「DRAM」と「SRAM」の2種類がありますが、スマホでは「DRAM」が使われています。

スマホのCPUとは?

スマホのCPUとは、まさに頭脳部分を指します。デジタルデータを処理しながらスマホを稼働させる、いわゆるスマホの性能を左右する部分です。人でも頭の回転や手際がよければ素早く仕事が片付くのと同様、CPUが高性能であればスマホの動作は速く快適になり、重い処理もこなせるようになります。

スマホのストレージとは?

スマホのストレージは、データを長期保管する記憶媒体です。データの書き込み、読み込みの両方を行うことができ、利用者が自由に使うことができます。また、電源を落としてもデータが消えることはありません。代表的なものは、ハードディスクやSSDなどです。

日本のスマホでは、ストレージとROMは同じような意味で使われています。

スマホのROM・RAMの容量の目安

スマホのRAMやROMは、ただ大きければいいというわけではありません。RAM、ROMともに容量が大きくなると、それに伴いスマホ端末の価格も高くなります。また、RAMは短時間で多くの処理ができる反面、容量が大きいとバッテリーの消費が進んだり、場合によってはスマホの動作が遅くなったりすることもあります。スマホの使い方に応じた容量を選ぶとよいでしょう。

ROMの容量はどのくらい必要?

ROM容量おすすめの人
32GBあまり写真や動画を撮らない人
64GB写真や動画をたくさん保存する人
128GBゲームや音楽・動画などのアプリをたくさんインストールする人

ROMが大きいほどたくさんのデータを保存できるものの、価格が高くなるなどのデメリットもあります。スマホを使用している中でROMが不足した、ROMの容量を抑えたいといった場合には、外部にデータを保存するのもよいでしょう。Googleドライブなどのオンラインで保存できるクラウドサービスや、カードに保存するmicroSDカードなど選択肢は多くあります。

RAMの容量はどのくらい必要?

ROM容量おすすめの人
2GBアプリや動画をあまり利用しない人
4GBゲームや動画を利用したい人
6GB高画質のゲームや動画を快適に利用したい人

RAMの容量が大きいほど処理速度は上がり、複数のアプリなどもサクサク使用することができるでしょう。しかし容量が大きいと、価格が高くなる、スマホの動作が重くなる、バッテリーの消費が激しくなるなどのデメリットも。自分がどのようにスマホを使用するのかを考え、それに合わせた容量を選ぶことがポイントとなるでしょう。

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ROM・RAMが不足したときの対処法

ROMがいっぱいになるとデータが保存できなくなるだけでなく、動きが重くなりストレスを感じることも。また、RAMもいっぱいになると動作に影響が出ます。ここでは、不足した場合の対処法をご紹介。参考にしてみてください。

ROMが不足したときの対処法

  • データを整理し、不要なものは削除する
  • データをクラウドに移動する

ROMが不足したときは、アプリや写真、動画などのデータを整理しましょう。アプリは削除しても、再度インストールできます。写真や動画などの中には削除するか悩ましいものもあるでしょう。基本的には見ないけれど削除は惜しいというものについては、他のデバイスやクラウドに移動させ、端末のROMの空き容量を確保する方法もおすすめです。

RAMが不足したときの対処法

  • キャッシュを削除する
  • 不要なアプリを終了する

RAMが不足した場合は、一時的にWebサイトやアプリのデータ を保存したものである「キャッシュ」を削除してみましょう。

キャッシュは保存しておくことで一度使用したアプリやサイトの読み込み速度が速くなるものです。しかし、キャッシュの量が多すぎると一度に作業できるスペースであるRAMの容量を圧迫してしまうため、こまめに削除することがおすすめ。スマホに搭載されている不要なファイルを削除するツールを使用し、定期的にキャッシュを削除するとよいでしょう。

また、バックグラウンドでアプリが動き、RAMの容量を圧迫することもあります。使っていないアプリは完全に終了させることがポイントです。

ROMについてよくある質問

ROMについて、よくある質問についてお答えします。

Q. スマホのROMとRAMの違いは何ですか?

A. ROMはストレージ、RAMはメモリです

ROMはスマホのデータを保存する領域で、画像や動画、アプリなどを保存しています。RAMは一時的な作業スペースで、作業用のメインメモリです。どちらも保存しますが、RAMはあくまで一時的です。スマホの電源を落とすと、データは失われます。消したくないデータの保存はROMに残すように管理しましょう。

Q. ストレージとROMの違いは何ですか?

A. 日本では、スマホについては同様の使い方をします

ストレージもROMもデータを保存するためのものですが、「読み出し」と「書き込み」が両方できるかどうかという点で異なります。

ストレージは読み出しと書き込みの両方が可能です。ROMはパソコンにおいては本来の意味である読み出し専用として使われますが、日本ではスマホについては読み出しと書き込み両方が可能な保存領域のことを指します。混同しやすいため注意が必要です。

Q.ROMとRAM、CPUの違いは何ですか?

A. ROMはデータの保存領域、RAMはデータを作業するスペース、CPUは頭脳です

ROMは、データ保存領域のことで、大きいほど画像や動画、アプリなどを多く保存することが可能です。RAMは、スマホのデータを一時的に作業するスペースのことで、大きいほど一度に多くの作業ができます。CPUは中央演算処理装置、つまりさまざまな計算をするスマホの頭脳です。CPUの性能が高ければ、処理速度を上げることができるでしょう。

使い方に合ったROMやRAMを選ぼう

スマホにおけるROMについてご紹介しました。RAMやストレージ、CPUなど、さまざまな種類があり、混乱してしまうこともあるでしょう。日本のスマホにおけるROMはデータの保存領域のことで、ストレージとほぼ同様の意味を持ちます。ROMやRAMは大きければよいと考えがちですが、大きいがゆえのデメリットもあります。それぞれについて知り、自分のスマホの使い方に合わせて選ぶことが必要です。必要な目安についてもご紹介しましたので、参考にしてスマホを選んでみてください。

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