スマホの充電の減りが早い-原因とすぐできる対処法
「一日中外出しているとスマホの電池が途中でなくなってしまう」など、スマホの電池の消耗にお悩みの方も多いでしょう。スマホの電池の減りは、原因によっては改善することが可能です。本記事では、スマホの電池の減りが早くなってしまっている原因をふまえて、対処法を詳しく解説します。
目次
スマホの充電(電池)の減りが早い原因は?
スマホの電池の減りが早い主な原因は、電池の経年劣化やスマホの設定、アプリの影響などです。気づかないうちに充電の減りが早くなるような使い方や設定をしている場合もあるため、まずは原因を把握し、対処していきましょう。
考えられる原因は主に下記の6つ。
下記で詳しく説明していきます。
Wi-FiやBluetooth、GPS機能を常にオンにしている
Wi-FiやBluetooth、GPS機能を常にオンにしていると、スマホが電波や接続機器、位置情報を探しつづけてしまうため電池を消耗してしまいます。その機能を使用していなくてもバックグラウンドで動作し続けるため、注意が必要です。
電池を消費しやすい設定にしている
【電池を消費しやすい主な設定】
- 画面が明るい
- 音量が大きい
- バックライトの点灯時間が長い
- 画面を自動回転にしている
上記のように、画面の明るさを最大にしている、音量を大きく設定している場合も電池の消費につながります。また、バックライトの点灯時間や画面の自動回転機能なども影響するため、不要な設定はオフにすることがおすすめです。
アプリを同時に複数使用している
複数のアプリを同時に使用すると、充電だけでなく、データ容量も消費します。また、アプリが完全に閉じられていない場合、操作していなくともアプリが動作を続けて、充電を消費してしまうこともあるため注意が必要です。
バックグラウンドで複数のアプリが起動している
アプリを完全に閉じた状態でも、バックグランドで起動するタイプのアプリがあります。常に位置情報をオンにすることで移動経路を記録するアプリや、プッシュ通知が届く設定になっているアプリなどです。これらはアプリを閉じた状態でも、電池を消費してしまっています。
電池残量が正確に認識されていない
スマホ側が正しく電池残量を認識できていないケースもあります。電池残量はリチウムイオン電池の電圧から算出される仕組みのため、この過程で何らかの不具合が生じた場合、正確な電池残量が表示されません。そのため、急に電池が減ってしまっているように見えることもあります。
バッテリーが寿命に近づいている
バッテリーの寿命は、よくある原因の一つです。スマホのバッテリーとして使用されているのは経年劣化に強いリチウムイオン電池ですが、数年使い続けると徐々に劣化していきます。
劣化が進むと電池の減りが早くなるため、スマホの設定やアプリの影響が加わると、電池の減りもより早くなってしまいます。
上記で紹介した原因以外でスマホの動作が重いなどの症状がある場合は、以下の記事をチェックしてみてください。
「今、スマホの充電(電池)の減りを遅くしたい!」その対処法4選
今すぐスマホの電池の減りを遅くしたい場合は、以下の対処法を試してみましょう。おすすめの方法は、次の4つです。
各対処法について詳しく解説します。
Wi-FiやBluetooth、GPS機能は使用時のみオンにする
Wi-FiやBluetooth、GPS機能は、必要な時だけオンにしましょう。これらの機能を常にオンにしてしまうと、電波や接続機器、位置情報などを探し続けるため、電池を消耗します。そのため、使用時以外はオフにしておくことで電池の減りを遅くすることが可能です。
簡単にオンオフを切り替えられるため、利用状況に応じてこまめに設定を変更しましょう。
スマホの設定を見直す
【電池の消費を抑える主な設定】
- 画面の明るさを抑える
- 音量を小さくする
- バックライトの点灯時間を短くする
- 画面の自動回転をオフにする
電池の消耗を抑えるために、いくつかの設定を見直しましょう。画面の明るさや音量を抑える、バックライトは短めにするなど、細かな設定も電池の消耗対策につながります。
また、画面の明るさの自動調節はオンにしておくことがおすすめです。
不要なアプリを閉じる
操作していないアプリは、完全に閉じることで電池の消耗を抑えることが可能です。
また、アプリはスマホにインストールしているだけでも、電池の減りに影響します。そのため、今後使用予定がなさそうなアプリはこまめに削除するのがオススメ。ストレージ不足の解消にも繋がります。
アプリの設定を見直す
【見直すべきアプリの設定】
- アプリのバックグラウンドの動作を制限する
- アプリの通知をオフにする
ダウンロード済みのアプリの設定を見直すことも、有効な対処法。見直すべきは、バックグラウンドでの起動やプッシュ通知の有無です。
位置情報などを必要とするアプリはバックグラウンドで起動しているケースも多く、プッシュ通知が送られることでも電池の減りに影響します。そのため、必要に応じてバックグラウンド動作には制限をかける、不要なプッシュ通知はオフにすることがポイントです。
「長期的にスマホの電池の減りを遅くする」その方法5選
電池の減りが早くなる原因には、バッテリー自体の劣化も関係します。バッテリーの劣化を少しでも抑え、長期的にスマホの電池の減りを遅くする方法は次の5つです。
電池を0%に近づくまで使う
充電する回数が多いほど、バッテリーの劣化も進行します。電池を0%に近づくまで使えば、自然と充電回数を減らすことが可能です。
ただし、0%の状態が続くこともバッテリーにとっては負荷がかかります。充電が20%程度のタイミングで充電を始めると良いでしょう。
充電0%で電源をオフにし、充電する
充電0%の状態で電源をオフにして充電すると、充電速度がアップします。そうすると充電にかかる時間が短くなるため、バッテリーの劣化を抑える効果を期待できます。まずは、この方法を試してみることもおすすめです。
また、電池残量の認識に不具合が生じているケースの場合は、充電を0%にしてから充電し直すことで改善する可能性があります。
スマホに対応した純正の充電器を使用する
充電器は、スマホに対応した純正品を使用することがベストです。正規でない充電器や粗悪な充電器などの使用は、バッテリーの劣化につながる恐れがあります。注意しましょう。
極端な温度(気温)に注意する
暑い場所や寒い場所に長時間放置したり、暑い場所から寒い場所へ急に移動させたりすると、バッテリーだけでなくスマホ本体へのダメージも大きくなります。極端な温度の場所や、急な温度・気温の変化には注意してみてください。
スマホの「過充電」「過放電」に注意する
充電しすぎてしまったり、充電が少なすぎたりすることは、どちらも電池に良くありません。いずれかのような極端な状態で放置してしまうと、バッテリーの劣化につながります。
電池の減りを長期的に遅くしたい場合には、スマホの充電状況をこまめに確認しておくことが大切です。
改善しない場合はバッテリーを交換
充電を長持ちさせる対処法を試しても改善しない場合はバッテリーの寿命の可能性が高いです。そのため、バッテリーを交換する必要があります。スマホ本体とバッテリーの寿命はそれぞれ異なるため、バッテリーに不具合や故障が起こっても、スマホ本体をそのまま使うことは可能です。
基本的に、バッテリーの交換・修理はスマホを購入した携帯電話会社に依頼します。自分で交換する方法もありますが、故障などのリスクもあるため携帯電話会社へ依頼した方が安心です。交換・修理にかかる料金は端末補償の状況によって異なるため、スマホを購入した会社に確認してみましょう。
あわせて、スマホやバッテリーの寿命、長く使うためポイントなどを詳しく知りたい場合は、以下の記事もチェックしてみてください。
スマホのバッテリー交換の前にはバックアップを
スマホのバッテリー交換によって、データが初期化されてしまうことがあるかもしれません。万が一に備えて、電池交換前はスマホのデータをバックアップしておくと安心です。
iPhoneの場合はiCloudまたはPCへ、Androidスマホの場合はGoogleドライブにバックアップできます。Androidスマホの場合、写真・動画はバックアップ対象ではないため、Googleフォトなどを利用して別途バックアップしましょう。
「スマホの充電(電池)の減りが早い」についてよくある質問
ここでは、スマホの充電の減りについてよくある質問に回答しています。
Q.スマホのバッテリーの消耗状態を確認する方法は?
A. iPhone、Androidの「設定」から確認できます。
iPhone・Androidそれぞれのバッテリーの消耗状態の確認方法は以下の通りです。
iPhoneの場合
- 「設定」から「バッテリー」を開く
- 「バッテリーの状態と充電」から確認
Androidスマホの場合
- 「設定」から「端末情報」を開く
- 「バッテリー情報」または「電池性能表示」などのバッテリー項目から確認
※機種によって項目名が異なります。
Q.何もしていないのにスマホの電池が減るのはなぜ?
A. 主な原因は、スマホの設定やアプリの使用状況、電池の問題です。
スマホの設定やアプリの使用状況によっては、電池の減りが早くなります。操作していないのにもかかわらず電池の減りが早い場合は、Wi-FiやBluetooth、GPS機能やアプリのバックグラウンド起動の設定を中心に見直してみましょう。
設定やアプリが問題ない場合は、バッテリーの劣化などの問題がある可能性があります。
Q.モバイルバッテリーで充電すると減りが早いのはなぜ?
A. モバイルバッテリーが劣化している可能性が考えられます。
充電の減りが早いため、外出時にモバイルバッテリーを使用している方もいるでしょう。モバイルバッテリーで充電しても減りが早い場合、モバイルバッテリー自体が劣化している可能性があります。モバイルバッテリーの電池が劣化していると、本来の容量まで充電できないだけでなく、劣化による事故につながる恐れもあります。
また、モバイルバッテリーで充電中の際は、スマホはなるべく操作しないことがおすすめです。充電しながら使用することでさらにバッテリーが熱を持ち、劣化の原因になります。また、最悪のケースでは発火などの事故が起こるリスクがあるため、十分に注意しましょう。
Q.スマホの電池の減りが早いのはウイルス感染と関係がある?
A. 基本的に、ウイルス感染によって充電の減りが早くなることはありません。
なかには「バッテリー消費が早いのは、ウイルスに感染しているから」といった内容のポップアップ広告を表示し、対策のためのアプリのインストールを促す悪質な広告も存在します。
基本的にウイルス感染によって充電の減りが早くなることはありませんが、勝手にバックグラウンドで通信を行うウイルスもあります。多くはないケースですが、そうしたウイルスに感染しないためにも、迷惑メールなどに貼られている怪しいリンクにはアクセスしないよう気をつけましょう。
また、常にOSを最新バージョンに更新しておくことで、ウイルスの感染防止にもなりますのでおすすめです。
充電の減りが早い原因を見つけて対処法を試そう!
スマホの電池の減りが早い原因はさまざまですが、主な原因にはスマホの設定やアプリの使用状況、バッテリーの寿命などが考えられます。スマホの設定やアプリについては、設定を変更したり、不要なアプリを削除したりすることが有効な対処法です。一方、対処法を試しても改善されない場合はバッテリー自体が寿命の可能性があるため、バッテリーの交換・修理も検討してみましょう。
バッテリーだけでなく、スマホ自体も長年使用している場合は、スマホごと買い替える必要があります。スマホを買い替える際は、格安SIMへの乗り換えもあわせて検討してみてはいかがでしょうか。
格安SIM選びでお悩みの方は、NUROモバイルへの乗り換えがおすすめ!
NUROモバイルは、格安で使える携帯電話会社の中でも、月額330円から利用可能な「使い方に合わせて選べる料金プラン」やデータ繰越やパケットギフトなどで「ムダなくデータ容量をやりくりできるサービス」が特徴です。
また、契約プランによっては、下記サービスが利用できます。
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