オートプレフィックスとは?通話料が安くなる理由やメリット・注意点を解説

オートプレフィックスはおトクに通話するための機能です。この機能により、プレフィックス番号を付けて電話したり専用の通話アプリを使ったりせずに、通話料が抑えられます。
この記事ではオートプレフィックスについて、利用する際のメリットや注意点を解説するので、オートプレフィックスを知らない人や通話料を抑えたい人はぜひ参考にしてください。

オートプレフィックスとは?

オートプレフィックスとは、通話料を安くするための“プレフィックス”番号を”自動(オート)”で入力してくれる機能です。プレフィックス番号は、通信会社が提供する識別番号を指します。

今まで通話料を安くするには、電話番号の前にプレフィックス番号を手入力しなければなりませんでしたが、オートプレフィックスの機能によって、わざわざプレフィックス番号を入力する必要がなくなりました。また、専用の通話アプリを使う必要もありません。

つまりオートプレフィックスが導入されることで、わざわざプレフィックス番号を付けたりアプリを利用したりすることなく通話料の割引が適用されるので、利便性が向上するわけです。

例えばNUROモバイルの場合は、通常の通話料が30秒で22円ですが、プレフィックス適用後は30秒で11円と半額で通話を利用できるため、通話をよく利用するユーザーにとってオートプレフィックスはメリットの大きい機能です。

nuro mobile

格安SIMの通話方式は「プレフィックス型」か「IP電話」

格安SIMの通話方式は「プレフィックス型」か「IP電話」の2つに分かれます。以下にそれぞれ詳しく解説していきます。

プレフィックス型

プレフィックス型は、電話番号の前に固有の番号を入力して通話するサービスです。例えば「NUROモバイルでんわ」が、プレフィックス番号を利用したサービスに該当します。

専用の通話アプリを利用したり相手の電話番号の前にプレフィックス番号を付けたりすることで、割引が適用された状態で通話できます。プレフィックス型は通常の電話回線を利用するため通話の品質が高く、IP電話や無料の通話アプリに比べて、安定した音質で会話することが可能です。

なおプレフィックス型の通話サービスは、格安SIMで「音声通話付きSIM」を契約する必要があります。

IP電話

IP電話は、データ通信を利用した通話サービスです。「050」で始まる電話番号はIP電話に該当するため、かかってきた電話番号でIP電話かどうかを判別できます。例えば格安SIMの事業者だと「OCNモバイルONE(050plus)」や「mineo(LaLaCall)」等が、IP電話のサービスを提供しています。

IP電話のメリットは同じ事業者同士通話が無料になることや、インターネット接続によって世界中から通話ができるところです。しかし、通話が途中で途切れやすく、通話の音声の品質が悪い点はデメリットと言えます。

そのため、通話の頻度が多い人や都心等の混雑した状況で電話をする人は、プレフィックス型を提供している格安SIMに契約する方がよいです。

プレフィックスで通話料が安くなる理由

プレフィックスによって通話料が安くなる理由は、中継電話が使われることが大きな要因です。別の呼び方で「第三者課金サービス」と言います。

中継電話は、発信時に相手に直接つなげるのではなく中継電話会社の電話回線網を経由する仕組みで、その通話料は中継電話会社がユーザーに請求します。中継電話会社が回線を大口で契約してユーザーに提供することで、通話料を抑えられるのです。

このような請求先の変更は、格安SIMの通信料が安くなる仕組みに似ています。格安SIMの事業者が自社で設備を持たずに、大手3キャリアから設備をレンタルしてサービスを提供することで、通信料が安くなる仕組みが成り立ちます。

プレフィックスは、この中継電話の仕組みによって通常の通話料より安くなるので、ユーザーはおトクに通話を楽しめるわけです。

オートプレフィックスのメリットと注意点

以下に、オートプレフィックスのメリットと注意点を紹介します。それぞれ詳しく解説していきます。

オートプレフィックスのメリット

オートプレフィックスのメリットは、とにかく手間いらずで通話料が安くなる点です。

通話する際にプレフィックス番号を付けたり専用アプリを使ったり等、特別な操作を行わずに、回線の事業者が自動で通話料を割引してくれるので便利です。ユーザーにとっては通話料が意識せず勝手に安くなることを感じられるでしょう。また、オートプレフィックス自体は月額基本料金がかからないので、金銭的な負担も少ないです。

プレフィックスによって、音声の遅延や通話音質の劣化することが少ないので、周囲の音声に影響されない通話が可能です。
また、プレフィックスは通話が途切れにくいので、長時間の会話等でも対応しやすいです。

オートプレフィックスの注意点

オートプレフィックスとはいっても、フリーダイヤルやナビダイヤル、110番等の3桁番号へは、割引通信を利用できないものもあります。

他には、通話料が発生してしまう相手に発信する際に、LINEやスカイプ等の通話アプリを利用する等、請求額を増やさない方法を行う手間が発生するので注意が必要です。

nuro mobile

大手3キャリアもオートプレフィックスの利用を推進している

大手3キャリアは格安SIMに向けて、オートプレフィックスの機能の利用を推進しています。

2021年2月8日総務省で開かれた「接続料の算定等に関する研究会」によると、各キャリアは音声卸料金を値下げする方針を打ち出しています。
そして、2021年2月中に「プレフィックス番号自動付与」の接続約款の届出を行いました。

NTTドコモは市場で競争できる料金水準に見直し、音声定額を実現可能にする予定です。一方の、KDDIは早期提案に向けて準備中であり、ソフトバンクはプレフィックス番号自動付与を提供する時期に合わせて値下げを検討しているとのことです。

今後オートプレフィックスを導入する予定の格安SIMで契約すると、大手3キャリアよりも料金を抑えて通話が利用できます。

格安SIMの通話料は有識者による議論が続いている

総務省の「接続料の算定等に関する研究会」によると、大手キャリアの通話料が変わらないことが、格安SIMの通話料が下がらない要因であると問題になっています。

さらに格安SIMに直接電話番号を割り当てることの議論も始まっています。ただ、現在の日本の法律では、制度上の問題で格安SIMに電話番号を割り当てることができません。

このように、よりよい通信サービスを提供するための通話料に関する議論は続いておりますが、議論は平行線をたどっており、格安SIMの通話料が下がるには時間がかかるとされています。

そのためユーザーはプレフィックス機能が提供されている格安SIMで、通話料を安くすることが重要です。

NUROモバイルはオートプレフィックス対応の回線を増やす予定

2021年10月4日、NUROモバイルを提供するソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社は、ドコモ回線のオートプレフィックス機能を提供開始しました。ちなみに、auとソフトバンクの回線は準備が整った後に、オートプレフィックスを提供する予定です。

オートプレフィックスが利用できるようになると、国内通話が半額の30秒/11円になる「NUROモバイルでんわ」を手間をかけずに利用できるようになります。

既にNUROモバイルはリーズナブルな料金で音声通話付きSIMを提供していますが、今後はオートプレフィックスの提供によって通話料もよりおトクになるので、NUROモバイルの音声通話付きSIMを契約するメリットは大きくなります。

NUROモバイルは、初心者向けの格安SIM

image015.jpg

NUROモバイルは、以下の理由で初心者向けの格安SIMです。

  • ドコモ回線でオートプレフィックス機能を提供
  • 大手3キャリアの回線に対応
  • 10分かけ放題オプションあり

順番に解説していきます。

ドコモ回線でオートプレフィックス機能を提供

これまで説明してきた通り、NUROモバイルでんわではドコモ回線でオートプレフィックスを導入しているため、手間なしで国内通話料を半額にすることができます。

大手3キャリアの回線に対応

NUROモバイルは大手3キャリアすべての回線に対応している格安SIMです。元々はドコモ回線のみでしたが、2017年12月にソフトバンク回線が追加され、2019年5月にau回線が追加されたことで、トリプルキャリア対応を実現しました。

お申し込み時に大手3キャリアの回線から選べるので、格安SIMに乗り換えることが不安な人やSIMロック解除せずに今のスマホを使い続けたい人等には大きなメリットです。

NUROモバイルに乗り換えることで、大手3キャリアの回線を利用しながら、月額基本料金を抑えられます。NUROモバイルは音声通話付きSIMが792円~と、コストパフォーマンスの高い格安SIMで、大手キャリアとNUROモバイルからの料金明細書を比べるとその料金の安さに驚くはずです。

10分かけ放題オプションあり

NUROモバイルは月額880円の料金で、10分かけ放題オプションを追加できます。毎月オプションの付け外しが可能なので、金銭的な負担も少ないです。

オートプレフィックスで料金を抑えても通話料が増えてしまいそうな月は、かけ放題のオプションを利用するとおトクに通話できます。

通話料を抑えたい人はNUROモバイルがオススメ

オートプレフィックスは通話料を自動で安くしてくれるので、スマートフォンで長時間の通話をしたい人にメリットがある機能です。

NUROモバイルはドコモ回線でオートプレフィックスを提供しているため、手間をかけずにおトクな料金で通話したい人にとって、新規契約と乗り換えどちらにもオススメの格安SIMです。
さらに、無料の5Gオプションに加入すれば高速通信も利用できるので、快適な環境で通話とインターネット通信を利用したい人にも最適です。

ぜひNUROモバイルで快適なスマホライフを実現してくださいね。

NUROモバイルの詳細はこちら

created_at2021年10月29日 update_at2021年10月29日

ソニーグループの格安SIM・スマホ

データ容量は繰越やギフトでやりくり可能。

オプション・サービスはこちら