何ページまで快適に見られるの? 「1日140MB」の限界に挑んでみた

さまざまな企業が提供しているMVNO。So-netのモバイルサービスでは、MVNO初のSo-net LTE 対応Xperia™である「Xperia J1 Compact」とSIMカードのセットなどを用意しています。
※ So-net LTE 対応Xperia™は提供を終了いたしました。

So-netのLTEは、最大で下り150Mbps/上り50Mbpsの高速回線。おおまかに言うと、「下り」はWebページや動画を読み込んだりダウンロードしたりすること、「上り」は自分のスマートフォンから写真やファイルをアップロードするときのことを指します。
下り150Mbpsを換算すると、最大で1秒間に18.75MBものファイルを読み込める計算です。これは理想値で、実際には通信環境のちがいなどで差は出てしまいますが、スマホを使ってすることのほとんどは「下り」ですから、これだけの速さがあればサクサクと快適にインターネットやアプリゲームなどを楽しめるはずです。

でも、ちょっと気をつけたいのが「通信制限」

ただし、So-netのLTEサービスは通信量が1日で140MBを超えると、通信速度が200kbps(0.2 Mbps)まで制限されます。制限が掛かってしまった場合も、翌日0時には制限が解除され、また高速通信に戻ります。

速度が制限されている状態でも、通常のメールやテキストを中心としたWebサイトの閲覧や、LINEのやり取りくらいであれば問題なくこなせますが、できればストレスなくスマホを楽しみたいですよね。

そこで、「1日で140MB」あれば、どれくらいまでなら快適に使えるのかを編集部でテストしてみました。はたして何ページ見られるのでしょうか…!?

140MBあれば、Webページをどれくらい快適に見られるの?

テストしてみたのは、Xperia J1 CompactとSIMカードのセット。ネットにつなぐまでは簡単で、届いたSIMカードを指して、案内通りに初期設定をすればOKでした。手にしてみると、Xperia J1 CompactはiPhone 5sと比べて、ほんの一回りほど大きいくらい。起動や動作もキビキビしていていいですね。

テストのためにアプリ『通信量モニター[パケットモニタ]』をインストール。このアプリにはリアルタイムで通信量をチェックして、設定した値に達すると知らせてくれる機能があります。早速、140MBで警告が出るようにセットして、ウェブページを見てみます。Xperia J1 Compactにはウェブページを見るためのアプリ(ブラウザ)として「Chrome」がインストールされていますので、コレを使ってみましょう。

通信量モニター

バッテリー満タンでスタート。Chromeを起動すると、Googleが表示されましたので、まずはGoogleニュースからぽちぽちと…。多くのニュースサイトは大きな写真1枚とテキストのみという構成ということもあって、待ち時間もほぼなく、すぐに表示されます。

nuro mobile

100ページ突破。その時間帯のGoogleニュースはあっさり見切ってしまいました。この時点で64.6MBを消費。思ったより消費していますね。バッテリーの残量は92%。まだまだ余裕です。

150ページ突破。次なるニュースサイトを見つつ、画像が多めのエンタメ系メディアもうろうろと。画像や写真をたくさん使った記事であっても、それほど待ち時間を感じません。ページを開けばすぐに読み進められるので快適。このあたりはさすが高速LTE回線といったところ。この時点で113.2MBを消費。壁が見えてきました。バッテリーの残量は82%。

200ページ突破。引き続き、ビジネスメディアやブログを中心にめぐってみました。と、ここで134.4MBを消費。

と、レシピサイトに切り替えたところで140MBに到達! 結果としては「206」ページとなりました。画像が少ないテキストメインのサイトを中心に見るのであれば、もっとページ数は増えたとは思います。

今回はテストだったので、じっくり読まずにどんどんページを飛んでいったのですが、それでも140MBに達するまで2時間かかりました…。ページをひとつずつ読めば、もっと時間がいるはずから、日常的にWebページを見るくらいならば、速度制限に掛からず楽しめるでしょう。

いつも自分がどんなサイトを訪れているかを思い出してもらいつつ、140MBで足りそうかどうかの参考になれば嬉しいです!

ちなみに、140MBを超えたので制限がかかった後にそのまま使ってみましたが、ニュースサイトやレシピサイト、軽めのブログくらいであれば、それほどストレスなく見られましたよ。そう考えると、画像が多いお気に入りのサイトを優先的に見て、制限がかかってからでも楽しめる軽めのサイトを後にする…という作戦もアリかもしれませんね。