格安スマホとは?安さの理由や選び方をわかりやすく解説

「通信費を抑えたいから格安スマホに変更したいけど、そもそも格安スマホってなんなのだろう?」という疑問はありませんか。この記事では、格安スマホの仕組みや安さの理由、メリット・デメリット、選び方のポイントまでをやさしく解説します。通信費を節約したい方や、これから乗り換えを考えている方にオススメの入門ガイドです。
目次
格安スマホとは

格安スマホとは、大手携帯電話会社(※)と比べて月額通信費が安く抑えられるスマホのことです。格安SIMとスマホ端末がセットになっているため「格安スマホ」と呼ばれています。
通信費が安い理由は、主に格安SIMが使用されているためです。スマホ本体の価格は機種によって異なりますが、他社からの乗り換えで大幅な割引が適用されることもあります。通信費を抑えたい方に人気で、各社が独自プランを展開しているのも特徴です。
利用スタイルに合わせてプランを選べるため、自分に合った無駄のないスマホライフが実現できます。
(※)自社でアンテナや基地局等の通信設備を保有しているNTTドコモ・ソフトバンク・KDDI・楽天グループを指す。
格安スマホはなぜ「格安」なの?
格安スマホが低価格で使える最大の理由は、運営コストの大幅な削減にあります。格安スマホを扱う携帯電話会社(MVNO)は、大手の携帯電話会社から通信回線を借りてサービスを提供しているため、自社で設備を保有する必要がありません。
また、店舗数を最小限にとどめ、オンラインでの申し込みやサポート体制を整えることで、販売や人件費を抑えています。これらの工夫により、月額基本料金を安く提供できているのです。
おトクで便利!格安スマホを使うメリット
格安スマホには、通信費の節約以外にもさまざまなメリットがあります。基本料金の分かりやすさや申し込みの自由度など、利用者にとって嬉しいポイントを紹介します。
基本料金が安い
月額基本料金の安さは、格安スマホの最大の魅力です。家族割や光回線とのセット申し込みがなくても、もともとの基本料金が安いため、誰でも気軽に始めやすいのが特長です。
たとえば、NUROモバイルでは、音声通話付き3GBプランが月額792円、専用帯域で安定通信ができるNEOプランは35GBで月額2,699円となります。申し込み特典が用意されたプランもあり、さらにおトクに利用できるでしょう。
NOROモバイルのプランをもっと見たい方は下記より確認してください。
基本料金体系が分かりやすい
格安スマホの基本料金体系は、非常にシンプルで分かりやすいのが特徴です。基本料金に必要なデータ容量や通話オプションを追加するだけで月額基本料金が決まり、複雑な割引条件もありません。毎月の支出を明確に管理でき、無駄なコストを抑えやすい点も魅力です。
さらに、家族が使っていても支出を把握しやすいというメリットもあります。
無駄のないプランを選べる
格安スマホでは、自分の利用用途に合わせてプランを選べます。「通話はしないからデータ通信だけ」「LINE認証のためにデータ通信とSMS付き」「ネットも通話も必要だから音声通話付き」など柔軟に選択可能です。
ギガ数も細かく設定されており、自分が普段使う容量だけを申し込みすれば無駄がありません。このように不要な機能を除けば、月額基本料金も安く抑えられます。
申し込み期間の縛りがゆるい
格安スマホは、申し込み期間の縛りがないか短いプランが多く、自由に見直せるのが特長です。
解約時の違約金が発生しないケースも多く、急な転勤やライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。自分のペースで必要なサービスを選び、適宜見直して行きたい人や試しに使いたい人にぴったりです。
格安スマホを使うデメリット
格安スマホには多くのメリットがありますが、一方で注意しておきたいデメリットも存在します。申し込み前に知っておくことで、後悔のない選択がしやすくなるでしょう。
通信が不安定・速度が遅い場面がある
格安スマホは、大手の携帯電話会社の回線を一部借りてサービスを提供しているため、混雑する時間帯に通信速度が遅くなることがあります。とくにお昼休みや通勤・通学の時間帯は、動画視聴や大きなファイルのダウンロードでストレスを感じることも。
ただし、LINEやメール、ネット検索などの日常的な使い方であれば問題なく利用できるケースが多く、自宅のWi-Fiと併用すれば快適に過ごせます。動画視聴やゲームを楽しむのであれば、通信速度の早いプランを検討するのも一つの手です。
携帯電話会社のサービスが使えない
格安スマホでは、携帯電話会社が提供する決済サービスが利用できない場合があります。Google PlayやApp Storeでのアプリ購入、月額課金サービスの支払いに携帯電話会社の決済を使っていた方は注意が必要です。
代わりに、クレジットカードやデビットカード、PayPayや楽天ペイなどのコード決済に対応しているサービスも多く、不便を感じにくいケースもあります。事前に希望の支払い方法が使えるか確認しておきましょう。
店頭で相談しにくい
格安スマホは、店舗数が少なかったり、インターネット販売専用だったりと、対面で相談できないことが多くあります。初期設定も基本的に自分で行う必要があるため、対面サポートに慣れている方には不安に感じるかもしれません。
ただし、Webサイトのチャットや電話相談などサポート体制は整っており、使い方に慣れてくれば自然とスマホにも詳しくなれるでしょう。
支払い方法がクレジットカードのみの場合が多い
格安スマホは、支払い方法がクレジットカードに限定されていることが多く、大手の携帯電話会社のように口座振替やコンビニ払いができる事業者は限られています。
カードを持っていない人は不便に感じますが、日常的に利用している人であればとくに問題なく使えるでしょう。
格安スマホが向いている人・向いていない人

格安スマホが向いている人 | 格安スマホが向いていない人 |
---|---|
・スマホの月額基本料金を安くしたい人 ・無駄のない使い方をしたい人 ・店舗でのサポートを必要としていない人 ・2台目のスマホを持ちたい人 | ・通信速度に強いこだわりがある人 ・クレジットカードを使いたくない人 ・店舗でサポートを受けたい人 ・携帯電話会社のメールを無料で使いたい人 |
スマホの基本料金を少しでも安く抑えたい人には、格安スマホがぴったりです。NUROモバイルのNEOプランのように、専用帯域で安定した通信品質を保つプランも登場しており、日常使いには十分対応できます。
ムダのない使い方をしたい人や、店舗サポートが不要な人、2台目のスマホを手軽に持ちたい人にもおすすめです。基本料金プランがシンプルなので、毎月の利用に応じた見直しも簡単に行えます。
通信速度にこだわりがある人や、携帯電話会社のメール・店舗サポートを重視する人には、格安スマホは不向きなケースもあります。
格安スマホを選ぶときチェックしたいポイント
□月額基本料金
□ギガ数
□通信速度
□音声通話付きかどうか
□販売しているスマホの機種
□おトクな特典
□運営会社の規模
格安スマホを申し込みする前に、自分の使い方に合っているかどうかを確認することが大切です。以下のチェックポイントを参考にしながら、後悔のない選び方をしましょう。
月額基本料金
格安スマホを選ぶ際は、今支払っている基本料金と比較して、どのくらい抑えたいかを明確にしましょう。基本料金プランは細かく分かれており、使用できるデータ通信量が多くなるほど基本料金も高くなります。金額の安さだけでなく、通信量や通話頻度など自分の使い方に合ったプランかを確認することも重要です。
ギガ数
スマホの利用スタイルに合わせて、適切なギガ数を選ぶことが無駄な出費を防ぐ鍵です。格安スマホのプランは1GB単位など細かく設定されており、動画やSNS、メールの利用頻度によって必要な通信量は変わります。申し込み前に直近のデータ使用量を確認しておくと、より安心してプランを選べます。
利用用途 | 月のデータ使用量の目安 |
---|---|
メールやLINE(テキストでのトークのみ)の連絡程度 | 〜2GB |
SNSをたまに見る程度 | 2〜7GB |
動画(低画質)を日常的に楽しむ | 7〜15GB |
動画(高画質)をよく視聴する | 15GB〜 |
動画(高画質)に加えて音楽(高音質)を頻繁に楽しむ | 20GB〜 |
通信速度
通信速度は各社記載がありますが、実際に正確な数値を把握することは困難です。また、通信速度が速いか遅いかなどは、使用している方のライフスタイルや活動エリアにより個人差が発生します。できれば、同じ活動エリアでの口コミを参考にし、選ぶとよいでしょう。
音声通話付きかどうか
格安スマホには、データ通信専用・SMS付き・音声通話付きの3つの申し込みタイプがあります。
LINE通話やメッセージ中心ならデータ専用でも十分ですが、電話番号での通話を使いたい方は音声通話付きのプランを選びましょう。ただ、音声通話付きプランだと大手の携帯電話会社よりも割高になることがあります。
緊急連絡や仕事用など、用途に応じて選んだり、アプリ通話を利用しデータ通信で通話をしたりなど工夫が必要です。
販売しているスマホの機種
格安スマホでは、販売されているスマホの種類が限られている場合があります。最新モデルを取り扱っていないこともあるため、希望のスマホがある方は事前に確認が必要です。
最新モデルかどうかではなく、自分の使い勝手を考えて選ぶとよいでしょう。
おトクな特典の有無
格安スマホの販売会社では、申し込みの際にさまざまな特典を設けていることがあります。期間限定であったり、条件を満たす必要があったりしますので、よく確認して申し込みすることが大切です。
とくに、キャンペーンは実施期間を見逃さないようにしましょう。
運営会社の規模
格安スマホを選ぶ際は、基本料金や機能だけでなく、運営会社の規模や信頼性も重要な判断材料です。
運営会社に資本力がない場合、突然サービスが終了するリスクがあります。一方で、実績のある大手が運営元であればサービスの継続性はもちろん、通信品質が安定しており、サポート体制も充実していることが多いです。
聞いたことのない格安スマホのときは、運営会社を確認しておきましょう。
格安スマホについてよくある質問
Q.格安スマホに今の電話番号は引き継げる?
A.MNP(モバイルナンバーポータビリティ)を使えば、今の電話番号をそのまま格安スマホで利用できます。最近は「MNPワンストップ」に対応した事業者もあり、予約番号の発行が不要で手続きが簡単なケースも。予約番号を使う場合は有効期限(15日)内の申し込みが必要なので注意しましょう。
Q.格安スマホでもLINEは使える?
A.格安スマホでもLINEは問題なく使えます。LINE通話も利用可能ですが、新規登録時には電話番号の認証が必要です。
データ通信専用プランでは登録できないため、SMS付きか音声通話付きのプランを選びましょう。ID検索は、年齢確認が可能なSIMであれば乗り換え後も検索ができます。もし、できない場合でもQRコードでの追加が可能です。
Q.今使っているスマホで引き継げる?
A.2021年10月以降に購入したスマホは原則SIMロックがないため、SIMを挿し替えるだけでそのまま使えます。
旧スマホでもSIMロック解除すれば利用可能です。また、同じ携帯電話会社の回線を選べば、解除せずに使えることもあります。NUROモバイルでは、動作確認済スマホの一覧の確認も可能です。
Q.格安スマホへの乗り換え時の手続きは?
現在の携帯電話会社でMNP予約番号を取得後、乗り換え先の格安スマホ事業者に申し込むだけで完了します。予約番号の期限内に手続きを進めましょう。最近は「MNPワンストップ」で予約番号が不要な場合もあります。
あなたに合った格安スマホで通信費をもっとスマートに
格安スマホの仕組みや選び方を知れば、毎月の通信費をムリなく節約できます。自分に合ったサービスを選べば、使い勝手も快適です。この記事を参考に、あなたも格安スマホデビューを検討してみてはいかがでしょうか。
NUROモバイルは、格安で使える携帯電話会社の中でも、月額330円から利用可能な「使い方に合わせて選べる基本料金プラン」やデータ繰越やパケットギフトなどで「ムダなくデータ容量をやりくりできるサービス」が特徴です。
そのほか、申し込みプランによっては、下記サービスが利用できます。
- 対象SNSサービスを利用時にデータ通信量を消費しない「バリューデータフリー」
- LINE・X(旧:Twitter)・Instagram・TikTokの対象サービスを利用時にデータ通信量を消費しない「NEOデータフリー」
- 申し込みプランに応じて3か月ごとにデータ容量を追加で受け取れる「Gigaプラス」
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