格安SIMでも今の携帯番号を使える!乗り換え手順を解説

「格安SIMを契約しても今の携帯番号をそのまま使える?」と疑問を持つ方も多いでしょう。結論、格安SIMでも今の電話番号を引き継ぐことが可能です。この記事では、そのままの電話番号を利用し乗り換える手順や、乗り換える際の注意点などを紹介します。格安SIMへの乗り換えを検討している方はぜひ参考にご覧ください。
目次
携帯番号はそのままで格安SIMに乗り換えできる?
今の電話番号を使って乗り換える際、利用するのが「MNP(モバイルナンバーポータビリティ)」という制度です。MNPを利用すれば、現在使用している電話番号を引き継いで、お得な格安SIMを契約できます。
MNP(モバイルナンバーポータビリティ:電話番号持ち運び制度)とは
MNPを利用することで、携帯電話会社を変更しても電話番号を変える必要がありません。
MNPの大まかな手順としては、乗り換え元の携帯電話会社が提供するMNP予約番号を取得し、格安SIM契約時にその番号を提示すると、電話番号そのままでの乗り換えが完了します。
携帯番号はそのままで格安SIMに乗り換える手順
- 格安SIMを契約するスマホのSIMロックを解除(必要な場合)
- 契約中の携帯電話会社からMNP予約番号を発行してもらう
- 格安SIMを申し込む携帯電話会社にMNP予約番号を知らせる
電話番号をそのまま引き継いで格安SIMに乗り換える手順は、基本的に「MNPツーストップ」と呼ばれる方法で行います。この方法は、現在契約している携帯電話会社と新しく契約する携帯電話会社の両方に連絡するものです。
また、条件によっては、新規契約の携帯電話会社にのみ連絡する「MNPワンストップ」という簡略化された手続き方法も利用可能です。
今回は、基本となるMNPツーストップ方式の手順を具体的に解説していきます。
1.格安SIMを契約するスマホのSIMロックを解除(必要な場合)
2021年9月30日までに購入したスマホにはSIMロックがかかっている可能性があります。格安SIMを契約する際、そのスマホを引き続き使いたい場合は、SIMロック解除が必要です。
SIMロック解除は携帯電話会社の店舗やオンラインで手続きでき、多くの場合は無料で対応してもらえます。手続き完了までに即日~3日程度かかることがあります。
なお、2021年10月以降に発売されたスマホは原則としてSIMロックがかかっていないため、この手続きは不要です。
2.契約中の携帯電話会社からMNP予約番号を発行してもらう
SIMロックがかかっていないことを確認したら、現在の携帯電話会社から「MNP予約番号」を発行してもらいます。MNP予約番号は、携帯電話会社の店舗や電話、Webサイトで手続き可能です。
発行されたMNP予約番号を新しい携帯電話会社に伝えることで、電話番号をそのまま引き継ぐことができます。ただし、乗り換え先の格安SIMによって手続き方法が異なる場合があるため、事前に確認しておきましょう。
3.格安SIMを申し込む携帯電話会社にMNP予約番号を知らせる
格安SIMを申し込む際に、新しい携帯電話会社に乗り換え元の携帯電話会社に発行してもらったMNP予約番号を伝えます。
MNP予約番号には有効期限があるため、手続きは速やかに行いましょう。基本的には、MNP予約番号を発行した後、15日以内に手続きする必要があります。
申し込みが完了すると、数日以内に新しいSIMカードが郵送されます。SIMカードが届いたら、スマホに挿入し指示に従って初期設定を進めることで、電話番号を引き継いだ状態で格安SIMを利用開始できます。
✓もっと簡単!MNPワンストップとは
MNPワンストップとは、新規に契約する格安SIMの携帯電話会社でのみMNPの手続きを行う方法です。
この方法は、新規に契約する携帯電話会社の手続きのみで、電話番号を引き継ぐ乗り換えが完結します。MNPワンストップは、MNPツーストップと比べて手続きの手間が少ないケースが多いです。
MNPワンストップに対応しているかどうかは携帯電話会社によって異なるため、それぞれの携帯電話会社に確認しましょう。
MNPワンストップとは?MNPツーストップとの違いをわかりやすく解説
携帯番号はそのままで格安SIMに乗り換えるときの注意点

携帯番号をそのままで格安SIMに乗り換える際は、いくつか注意点があります。これらを事前に把握しておくことで、乗り換え手続きがスムーズに進みます。
格安SIMに移行する際に知っておくべき注意点をみていきましょう。
「音声通話付きSIM」を選ぶ必要がある
格安SIMに乗り換える際、現在の電話番号をそのまま引き継ぎたい場合は「音声通話付きSIM」を選ぶ必要があります。データ通信専用のSIMでは通話機能が利用できないため、電話番号の引き継ぎもできません。
そのため、今の携帯番号を使用する場合の乗り換えでは、必ず「音声通話付きSIM」を選ぶようにしましょう。
MNP転出手数料がかかるケースがある
MNP転出手続きは原則無料です。ただし、店舗や電話でMNP予約番号の発行を申し込む場合はMNP転出手数料がかかるケースがあります。
MNP転出手数料の上限は1100円に設定されており、多くの携帯電話会社は転出手数料を無料としています。
手続き方法によってMNP転出手数料がかかる場合は、Webサイトでの手続きを検討してみましょう。
MNP予約番号には有効期限がある
MNP予約番号には有効期限が設定されています。一般的に、MNP予約番号の有効期限は発行後15日間で、その間に格安SIMの申し込みを行う必要があります。
有効期限を過ぎたMNP予約番号は無効となってしまうため、再度MNP予約番号を取得しなければなりません。スムーズに乗り換えを行うためにも、MNP予約番号の取得後は速やかに手続きを進めましょう。
キャリアメールアドレスは引き継げない
格安SIMに乗り換えると、現在使用しているキャリアメールアドレスは引き継ぐことができません。そのため、乗り換え前にGmailやYahooメールなどのフリーメールアドレスに移行しておくことをおすすめします。
フリーメールを使えば、どの携帯電話会社に乗り換えた場合もメールアドレスを変更する必要がありません。
代表的なキャリアールアドレスは下記のとおりです。現在こられのメールアドレスを使用している場合は、フリーメールアドレスへの変更を進めていきましょう。
[table “225” not found /]手動でのデータ移行が必要なケースもある
格安SIMへの乗り換えと同時に機種変更する場合、手動でデータ移行が必要となります。機種変更する方は、以下記事を参考にデータ移行方法を確認しましょう。
また、機種変更しなくても、キャリアメールアドレスとスマホのアプリが紐づいている場合などは、データを手動で引き継ぐ必要があります。
データのバックアップ方法はアプリごとに異なるため、各アプリのメニュータブや設定画面からバックアップ方法を確認し、データを保存しておきましょう。
格安SIMへの乗り換えと同時に携帯番号も変えたいときは?

格安SIMに乗り換える際、現在の携帯番号を引き継がずに新しい番号に変更したい方もいるでしょう。この場合、格安SIMを「新規契約」すれば新しい電話番号が手に入ります。なお、新規契約ではMNP予約番号を取得せず乗り換えます。
また、新規契約では自動的に電話番号が割り当てられるため、基本的には番号を選ぶことはできません。ただし、格安SIMの中には、電話番号の下4桁を選べるサービスを有料で提供している携帯電話会社もあるため必要に応じて利用しましょう。
携帯番号そのままで、スムーズに格安SIMへ乗り換えましょう
格安SIMへ乗り換える際も、携帯番号はそのまま引き継ぐことは可能です。このような場合、「MNP」方式で乗り換えを行います。MNP予約番号は有効期限があるため、速やかに手続きを進めましょう。
また、携帯電話を引き継ぎつつ格安SIMへ乗り換える場合、MNP転出手数料がかかるケースがある点やキャリアメールアドレスは引き継げない点に注意が必要です。このような注意点も事前に確認し、手順に沿ってスムーズに乗り換えましょう。
NUROモバイルは、格安で使える携帯電話会社の中でも、月額330円から利用可能な「使い方に合わせて選べる料金プラン」やデータ繰越やパケットギフトなどで「ムダなくデータ容量をやりくりできるサービス」が特徴です。
そのほか契約プランによっては、下記サービスが利用できます。
- 対象SNSサービスを利用時にデータ通信量を消費しない「バリューデータフリー」
- LINE・X(旧:Twitter)・Instagram・TikTokの対象サービスを利用時にデータ通信量を消費しない「NEOデータフリー」
- 契約プランに応じて3か月ごとにデータ容量を追加で受け取れる「Gigaプラス」
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