格安SIMのかけ放題とは?NUROモバイルのプランを紹介
格安SIMの契約を検討している、もしくは契約中の方で、音声通話を利用する機会が多い人は、かけ放題プランもセットで申し込むのがおすすめ。そこで今回は、一般的な格安SIMのかけ放題プランの概要や選び方とあわせて、NUROモバイルの「かけ放題ジャスト」について解説します。格安SIMユーザーでも気軽に通話を楽しめるプランの魅力や、料金体系、提供サービス内容など、細かくご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
格安SIMにもかけ放題プランがある?
携帯電話会社によりますが、格安SIMであってもかけ放題プランやオプションが用意されているケースが多いです。
そもそも、格安SIMには「データ通信専用SIM」と「音声通話付きSIM」の2種類があり、電話番号を使った音声通話が利用できるのは、「音声通話付きSIM」を契約している場合のみです。
通常、音声通話付きSIMの場合、通話料金は従量課金制で、通話時間に応じて料金が発生します。しかし、かけ放題プランでは、定められた範囲内であれば何回電話をかけても料金は変わりません。通話頻度が高いほど、コストパフォーマンスもよくなるといえるでしょう。
かけ放題の方がお得になる音声通話時間の目安
電話回線を使った国内音声通話の料金は基本的に22円/30秒(一部11円/30秒の場合もあり)です。また、総務省の令和3年度の統計(※)によると、携帯電話・PHSでの平均通話時間は1回3分16秒です。
これらのデータをもとに、例えば2000円のかけ放題プランを考えた場合、3分の通話を月に16回以上行うと、22円/30秒の料金設定であればかけ放題プランの方がお得になります。11円30秒の場合は、同じ計算で31回以上の通話が必要です。
このように、かけ放題プランの契約がお得かどうかは、月間の通話回数や通話時間に応じて変化します。平均通話時間を基準に考えると、頻繁に電話をする人にとってはかけ放題プランの方がコストパフォーマンスがよいといえるでしょう。自身の利用状況をもとに選択することが大切です。
※出典:「通信量からみた我が国の音声通信利用状況【令和3年度】」総務省総合通信基盤局
格安SIMのかけ放題を選ぶ際のチェックポイント
各社が提供している格安SIMのかけ放題プランのなかから、自分に合うものを選ぶ方法をご紹介します。下記の5つのポイントをもとに絞り込んでいきましょう。
プラン形態
格安SIMのかけ放題には、通常のデータ容量プランにかけ放題をオプションとして追加するタイプと、基本プランに最初からかけ放題が含まれるタイプの2種類があります。
オプションタイプの場合、申し込みの際に自分でオプションを選択する必要がありますが、使用しなくなった際には解除できる点がポイント。一方、基本プランにかけ放題が含まれているタイプの場合、かけ放題が不要になった際には基本プラン自体を変更する必要があります。
かけ放題を使用したい期間や契約の手間をもとに、どちらがよいか検討しましょう。
料金
格安SIMのかけ放題の料金は500円程度のものから、数千円のものまで幅広くあります。料金はプラン形態や通話手段、時間の充実度と比例することが多いので、単純な料金の安さだけではなく、音声通話やスマホをどのように利用するかを踏まえて決めるのがおすすめです。例えば、頻繁に長時間の通話をする場合は、少し高めの料金でもかけ放題が適用される回数や時間の範囲が広いプランが適しているでしょう。
また、基本プランにオプションを追加する形で契約する場合は、毎月の支払額がプラン料金とオプション料金の合計額になる点も留意しておきましょう。
通話手段
格安SIMの電話の種類には、電話回線を用いる通常電話だけでなく、プレフィックス電話、IP電話などがあります。かけ放題プランに含まれるのがどの電話の種類かも事前に確認しておきましょう。
通常電話は、一般的な電話網を使用して安定した通話を行えるのが特徴です。プレフィックス電話は、特定の番号を先頭に付けて発信することで、通常より安い料金で通話できるサービスです。IP電話はインターネットを利用して音声をデータとして送受信する方式で、一般的には安価ですが、通信環境によって通話品質が変わる可能性があります。
また、通話先によってかけ放題の対象外になるケースもあります。例えば、多くのプランでは国際電話やナビダイヤルなどの特定の番号への通話が対象外です。普段どのような相手と通話するのか、また、どの通話手段をメインで利用するのかを検討し、それに適したプランを選択しましょう。
かけ放題でも有料になる可能性がある電話番号について詳しくはこちら
通話時間
各携帯電話会社やプランによって、通話時間に関する条件はさまざまです。例えば、一回の通話が〇分まで、月間で総計○時間まで、月間で〇回までのように制限がある場合や、通話時間や回数に制限のないかけ放題プランもあります。
一般的に、かけ放題プランに含まれる通話回数や時間の範囲が広いほど、料金も高くなる傾向にあるので、自分の利用状況に合ったプランを選ぶことが重要です。例えば、日常的に短時間の通話を多く行う人にとっては、一回あたりの5分以内などの時間制限は大きな問題にならないでしょう。逆に月10回までなどの回数制限があるかけ放題プランは避けた方がよいといえます。反対に、長時間通話を頻繁に行う人は、通話時間の制限が少ない、あるいはないプランが望ましいでしょう。
その他サービス
格安SIMのかけ放題プランを選ぶ際、単に通話に関する条件だけでなく、その他のサービスにも注目することが重要です。とくに、一部の携帯電話会社やプランでは、通話のかけ放題に加えて、特定のアプリでのデータ通信量がカウントされない「ゼロレーティングサービス」を提供していることがあります。
ゼロレーティングサービスがあれば、データ通信量の制限を気にせずに該当のアプリを利用できるため、データ使用量が多いユーザーにとっては特に魅力的でしょう。特にLINEなどのチャットアプリがゼロレーティングサービスの対象の場合、音声通話だけでなく、アプリを通したテキストのやり取りも利用し放題になります。
NUROモバイルのかけ放題プラン「かけ放題ジャスト」とは?
通話の利用状況にあわせて選べる3プラン
+
データ容量1GB
NUROモバイルでは、一定時間の国内通話が回数無制限(※)で利用できる「かけ放題ジャスト」というかけ放題サービスを提供しています。
このプランは、通話回数に上限が設けられていないため、月の電話回数が多い方も安心して利用できるでしょう。プランには「5分かけ放題プラン」「10分かけ放題プラン」「完全かけ放題プラン」の3種類があり、それぞれプラン名の通りに通話時間の範囲が定められています。自分の通話スタイルに合ったプランを選びましょう。
通信回線はドコモとauから選択できます。
また、かけ放題ジャストのすべてのプランには、1GBのデータ容量もついています。1GBで使用できるデータ通信量の目安は下記の通りです。
ホームページの閲覧やWebメールのやり取りは、1GBであってもかなりの量を行えます。普段Wi-Fi環境のない状況でスマホを使用することがあまりない方であれば、1GBでも十分快適に利用できるでしょう。
※ただし、国際通話、フリーダイヤル、ナビダイヤル、110番等の3桁番号への通話は定額通話の対象です。
NUROモバイル「かけ放題ジャスト」のプラン3つ
「かけ放題ジャスト」は、通話定額機能の通話時間によって3つのプランに分かれています。
「5分かけ放題プラン」「10分かけ放題プラン」では、LINEを利用した際(※)のデータ通信量がカウントされない「バリューデータフリー」を提供している点が特徴。LINEでのテキストのやり取りなどデータ通信量を気にせず行えます。これまでLINEに費やしていたデータ通信量を、その分ほかのことに利用できるでしょう。
※一部の機能を除く
それぞれのプランを詳しく見ていきましょう。
5分かけ放題プラン
1か月の利用料金 | 930円 |
1回の通話時間 | 5分まで |
1か月に通話できる回数 | 無制限 |
バリューデータフリー利用可否 | 〇 |
使用回線 | ドコモ回線・au回線 |
5分以内の国内通話が回数制限なく使えるので、お店の予約や待ち合わせ時のやり取りなど、日常のちょっとした用事に幅広く対応できるプランです。月々の料金は930円なので、11円/30秒として、3分の通話を月に15回以上するのであれば、コストパフォーマンスがよいでしょう。
音声通話だけでなく、毎月1GBのデータ容量が提供されるので、インターネットでの検索や各種SNSへの投稿など、通話以外のスマホ利用にも便利。LINEにおけるテキストのやり取りはデータ通信量にカウントされないので、基本的に930円の範囲で、5分以内の通話とLINEを使ったテキストコミュニケーションがし放題といえます。
10分かけ放題プラン
1か月の利用料金 | 1,320円 |
1回の通話時間 | 10分まで |
1か月に通話できる回数 | 無制限 |
バリューデータフリー利用可否 | 〇 |
使用回線 | ドコモ回線・au回線 |
10分の国内通話が回数制限なく使えるため、日常のちょっとした用事はもちろん、簡単なビジネス通話などにも対応できるプランです。月々の料金は1,320円なので、11円/30秒として、5分以上の通話を月に10回以上するのであれば、コストパフォーマンスがよいでしょう。
5分かけ放題プランと同様、毎月1GBの提供と、LINEのバリューデータフリーサービスがついてくるので、1,320円の定額で通話もLINEでのテキストのやり取りも利用し放題といえます。
かけ放題プラン
1か月の利用料金 | 1,870円 |
---|---|
1回の通話時間 | 120分まで |
1か月に通話できる回数 | 無制限 |
バリューデータフリー利用可否 | × |
使用回線 | ドコモ回線・au回線 |
国内通話であれば、基本的には回数・時間に制限なくかけ放題のプランです。ただし、連続通話時間には120分という制限があるので、この時間を超えると通話は一旦終了しますが、その後また何度でもかけ直すことができます。ご家族や友人との長電話を含む、さまざまな通話に対応できるでしょう。
月々の料金は1,320円なので、11円/30秒として、10分以上のしっかり時間を取った通話を、月に6回以上するのであれば、十分にコストパフォーマンスがよいといえるでしょう。
また、かけ放題プランではLINEのバリューデータフリーは利用できませんが、他のプランと同様、毎月1GBのデータ容量が使用できます。
かけ放題についてよくある質問
かけ放題に関するよくある質問をまとめました。ここまでの内容で疑問が思い浮かんだ人は参考にご覧ください。
Q. 大手キャリアとMVNOのかけ放題の違いは?
大手キャリアとMVNOでは、かけ放題においても、データ通信のプランと同様の傾向が見られます。基本的に大手キャリアの方が優先して通信回線を利用できるため、回線が混雑する時間帯や状況下でも通話の品質が保たれやすいといえるでしょう。
一方で、MVNOのかけ放題の方が低価格で、プラン分けも細かくなされていることが多いので、自分の使い方に合ったプランを選びやすいといえます。
Q. かけ放題なら固定電話への通話も無料?
A. 固定電話宛の通話もすべて無料です。
携帯電話会社やプランによって多少の違いはありますが、基本的に国内への携帯電話・固定電話宛の通話はすべてかけ放題の範囲内です。そのほか一般的にかけ放題の範囲に含まれるのは以下の通りです。
- 国内固定電話宛
- 国内IP電話宛
- 国内携帯・PHS電話 (衛星電話は除く)
- 時報(117)、天気予報(177)、災害伝言ダイヤル(171)
Q. かけ放題でも有料になる電話番号はある?
A. 一部、かけ放題の対象外になる電話番号があります。
携帯電話会社やプランによって多少の違いはありますが、基本的に以下のケースはかけ放題の対象外になることが多いです。
- 海外における発着信
- 海外への発信
- 衛星電話への発信
- 0180(テレドーム)、0570(ナビダイヤル)などから始まる他社が料金設定している電話番号への発信
- 104(電話番号案内)への発信 ※通話料金は無料ですが利用料金が発生
格安SIMのかけ放題なら、NUROモバイルのかけ放題ジャスト
格安SIMのかけ放題プランには、通話時間や回数に制限があるケースが多いです。かけ放題の範囲は携帯電話会社やプランによってさまざまなので、自分の利用状況に合ったプランを選ぶことが大切といえるでしょう。
NUROモバイルの「かけ放題ジャスト」であれば、「5分かけ放題プラン」「10分かけ放題プラン」「かけ放題プラン」の3種類から、ライフスタイルに合ったプランを選べます。
かけ放題だけでなく、データ通信のプランもお得で、特に月額330円から利用可能な「使い方に合わせて選べる料金プラン」やデータ繰越やパケットギフトなどで「ムダなくデータ容量をやりくりできるサービス」が特徴です。
そのほか契約プランによっては、下記サービスが利用できます。
- 対象SNSサービスを利用時にデータ通信量を消費しない「バリューデータフリー」
- LINE・X(旧:Twitter)・Instagram・TikTokの対象サービスを利用時にデータ通信量を消費しない「NEOデータフリー」
- 契約プランに応じて3か月ごとにデータ容量を追加で受け取れる「Gigaプラス」
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